なんで保育士が足りないの?今、保育士が必要とされる理由3つ!

なんで保育士が足りないの?今、保育士が必要とされる理由3つ!

最近、”保育士不足”という言葉をよく聞くようになりました。今回は、どうして保育士がこれほどまでに必要とされているのか、ということを調べてみたいと思います。

保育士が必要とされる理由とは

保育園の子どもたち

最近、”保育士不足”という言葉をよく聞くようになりました。それで、今まさに必要とされている人材として、保育士を目指す人たちも多いでしょう。

これからの自分の将来を考えている学生さんたちも、進学先として保育を養成する学校を選びたいと思っているかもしれません。さらに、主婦の方や今は別の仕事をしているという方も、これから保育士の資格を取りたいと考えて、通信講座や独学で勉強を始めているかもしれません。

今回は、どうして保育士がこれほどまでに必要とされているのか、ということを調べてみたいと思います。

待機児童が多いため

問題点

待機児童の問題についても、よくニュースなどで取り上げられることがあります。2016年には、保育園を落ちたということで、日本を非難するような発言が世間を話探せたこともありましたね。それくらい、親の中には保育園に入れたいけど、入れられないということで悩んでいる人たちも多く、待機児童と言われる子どもたちが多くなっています。

そもそも、「待機児童」というのはどうゆう意味かというと、保育所に入所申請をしていて、入所条件を満たしているのに、保育所に入所できない状態の児童のことです。

例えば、あるお母さんが妊娠出産を機に職場をいったん離れていたとして、やっと出産が終わって落ち着いたので、これから職場復帰をしたい!と考えたとしてます。職場復帰をするためには、子どもたちを保育園に入れる必要があるでしょう。それで、保育所への入所申請を出し、条件もちゃんと満たしていることを確認します。

しかし、保育園側からは「今人数がいっぱいで、空きがないので子どもを受け入れることができません」という返事が返ってくるわけです。そうなると、職場復帰ができないということになります。

もし、近くに保育をしてくれる家族などがいて、快く子どもたちの面倒を見てくれるということならまだしも、そのような家族が近くにいるという人はとても少ないでしょう。それで、子育て世代の両親が、共働きをしたいと思った場合には、子どもたちを保育園に預けるというのが主流なのです。

実際、核家族が増えているということはデータからも明らかで、2015年の厚生労働省のデータによりますと、児童のいる世帯のなんと79%は核家族です。なので、祖父母に子どもを見てもらうということはできず、やはり保育園に預けたいと考える人たちが多いわけです。

では、このように保育園に入りたいけど入れない…という、待機児童と言われる子どもたちはどのくらいいるのでしょうか?

2016年、つまり平成28年に厚生労働省が調査した待機児童の数のデータというものがあるのですが、これを見るとなんと全国には待機児童が、23500人以上いることがわかりました。

でも、日本の社会では今”少子化”という問題もあって、どうして待機児童がこんなに増えているのか・・・という疑問もあるかもしれません。

先ほどの厚生労働省の調査による、待機児童の数について、もう少し詳しく見ていくと面白いことがわかります。全国で見れば23500人以上の待機児童がいる、ということなのですが、これを都道府県別で見ると、ものすごく首都圏に集中していることがわかります。

というか、都道府県別に見れば待機児童が”0”というところもかなりあり、100人未満であるところが半分くらいあります。しかし、東京都千葉県埼玉県大阪府、兵庫県、沖縄県は、1000人以上の子どもたちが保育園に入れずに困っている、ということがわかります。

2016年の時点で、待機児童が一番多かったのが、東京都です。なんと8460人以上もいたのです。そして、次に多いのが沖縄県。2500人以上もいます。そして、千葉県大阪府では1400人以上、という結果になっていました。

これを、市区町村別で調べてみると、そこにもおもしろいデータがあって、一番待機児童が多い問われている市区町村は、東京都世田谷区でなんとそこだけで1200人近くもの子どもたちが待機しているという状態でした。次に多いのが、岡山県岡山市で700人以上、次が沖縄県那覇市で560人近くいる、ということです。

地区町村別の待機児童が多いというところで、岡山県が突如2位にランクインしているのが驚きでしたが、このように、待機児童問題を抱えているのは、全国どこでも、というわけでもなく、ある特定の場所、やはり都市部に多いということになります。

やはり、都市部は人口も密集していて、仕事の関係で移り住んでくる人たちも多くなります。それなのに、保育園を作るための土地が確保するのが難しいとか、あるいは周辺住民からの反対などもあり、思うように保育園を作ることができないということもあります。

地方などでは、少子化という問題によって保育園などが定員割れをしていることもあるのですが、都市部では待機児童が溢れているという状態です。

それで都市部では、待機人数の数と、保育施設の数が間に合わずに、かなり深刻な待機児童問題が起きているわけです。それで、この問題の解決のために、さらなる保育施設が必要とされ、それと同時に保育士も必要とされ続けるでしょう。

現代の日本では25歳から44歳の結婚している女性が60%以上が就業しています。それで、女性の社会進出や、核家族化ということも相まって、子育てをするということには、保育園の存在が欠かせなくなってきているわけですね。

保育サービスが多様化しているため

保育サービス

先ほど紹介した通り、現代の日本では子どもを持つ家庭でも、女性が社会で働くということが珍しく無いどころか普通となっています。女性の社会進出と、核家族化という傾向によって、子育て世代の親たちにとって、朝早くから夜遅くまで子どもを預かってくれる保育園が必要となっています。

それで、現代では様々なニーズにこたえることのできる保育園が必要となっていて、保育サービスが多様化しているのです。例えば、親も仕事で残業があったり、急な会議があったりすると、子どもたちを予定の時間に迎えに行くことができない、ということもあります。

それで、保育時間の延長が必要だったり、24時間保育が必要なときもあります。ひとり親で子育てをしている親の中には、夜もお仕事をしている場合もあり、夜間に子どもをあ受けられる施設を必要としていることもあるでしょう。そして、休日にこそ仕事をしている親もいますので、休日保育をしてほしいというニーズも多いのです。

このようにワーキングママを支援するための、サービスを提供できるような保育施設がどんどんと必要とされ、増えているようです。このようなサービスを提供するためには、延長保育の時間帯、夜間保育や休日労働ができる保育士を確保しなくてはいけません。それで、さらにいろいろな時間帯で働ける保育士、つまり多様化する保育サービスに対応できる人材が必要となっています。

保育施設が増加しているため

増加グラフ

保育士の資格を持つ人が働く職場と言えば、やはり”保育園”が思い浮かぶことでしょう。しかし、保育士を必要としている職場は一般の保育園だけではないのです。

実際、保育士の資格を持つ人が活躍できる場というのは、いろいろとあります。では、そのいくつかをご紹介したいと思います。

例えば、企業内保育という施設が増えてきています。企業内保育とは何かというと、企業が育児をしている従業員が仕事と育児を両立できるように、従業員のための保育施設を設けていることです。

会社の中や近くに設置されている保育施設に、自分の子どもを預けることができる、ということで、親たちも安心して働くことができます。企業内保育ならば、自分の出勤と同時に子どもを一緒に連れて行って預けることができるので、無駄な時間がかからないし、子どもに何かあった時にはすぐに駆け付けることができる、というメリットもあります。

仕事で急に遅くなったりしても安心だし、自分のワークスタイルに合わせて子どもを預けられる安心感があるのです。最近ではこのような企業内保育所というのが一般企業でも設けられるようになってきており、企業にとっても、優秀な人材が出産・育児のために流出してしまうことを防ぐメリットがありますし、企業イメージもアップします。

さらに、院内保育という病院で働く医師や看護師の子どもを預かる施設もあります。病院という24時間交代で勤務がある親たちにとって、365日24時間で稼働してくれている保育所というのが必要となります。医師や看護師も不足している、という中で人材を確保するために設置する動きも多くなっているようです。

院内保育は、保育士さんにとってもメリットもあって、子どもの預かり人数が少ないので一人ひとりとちゃんと向き合えるという点や、何かあった時に親に連絡を取りやすいとか、行事が少ないので負担が少ないこと、さらには運営している医療法人が大きいと福利厚生もしっかりとしているということがあります。

他にも、駅ビルなどにある駅型保育施設、0~3歳未満時の小規模保育、高齢者施設と併設されている保育所など、いろいろな形態の保育施設があります。

そして、保育所以外でも、活躍できる場というものがたくさんあります。

例えば、何かの理由で保護者と一緒に生活できなくなった子どもたちを育てる乳児院、児童養護施設があります。さらに、目や耳が不自由な子どもたちえを援助するための盲児施設・ろうあ児施設などもあります。

ほかにも、配偶者のいないお母さんと子どもが安全な家を持ち、子どもた成長して母子ともに自立した生活を送れるように支援するような、母子生活支援施設もあります。児童発達支援や、障害のある子どもたちのサポートするための仕事もあります。

施設で働く、という以外にも、依頼者の自宅に訪問して子どもたちを保育する形態の仕事もあります。例えば、保育所に通っている子どもが病気になった時、保護者がどうしても仕事を休めないという場合に、保護者の代わりに子どもをお世話する病児保育などです。ベビーシッターとして、依頼者の自宅で子どもの保育をしている人もいます。

あと、テーマパークなどには、ベビーセンターがあったりもしますよね?大きな商業施設や遊園地などには、一時的に子どもを預けることができる託児所があったり、迷子になった子どもを保育し預かることもあります。大きなスキー場でも、託児所があったりして、そこでシーズン中だけ働くということもできるみたいです。

医療機関で入院している子どもたちと一緒に遊んだり、コミュニケーションをとる、医療保育という仕事もあります。

このように、保育士としての資格は、ただ保育園で働くということに限らずに活用できます。様々な背景や環境の中で育児をしている保護者がいて、いろいろな状況の子どもたちがいます。そのような子どもたちのための様々な形態の施設があり、仕事内容も多種多様となっていますので、そこで資格を持つ方たちが大いに必要とされているのです。

つまり、保育士の資格を持つということは、それだけの仕事の可能性が広がるということでもあります。

潜在保育士を増やさないために

解決策

現代で、これほどまでに保育士が必要とされている大きな理由を3つご紹介しました。 女性の社会進出や核家族化によって、働きながら子育てをする人たちが増えていることとと同時に、都市部では待機児童が増えていて、もっと保育施設が必要とされ、もちろん保育士も必要とされていること。

そして、保育士サービスの多様化に伴って、保護者のニーズに合わせてサービスを提供できる施設とそれに合わせて働ける人材が必要とされていること。

そして、様々な形態の保育施設が増加していること、でした。

保育士としての仕事は、子どもたちの成長を見ることができ、人として自分も成長させられるお仕事ですよね。そして、社会で働く女性や保護者の方をサポートできる、今まさに必要とされている職種と言えるでしょう。

しかし、保育士として働き続けるということを難しくしている問題もあります。例えば、仕事量の割に給料が低いとか、残業が多いとか、勤務時間が長いといった問題です。

このような問題ゆえに、保育士という資格をもっていながら、その仕事をしてないという潜在保育士という人たちが多いといわれています。このことが原因で、保育園は増えているけど、保育士が足りないという事態が生じているのです。

保育士が必要とされていて、保育士という仕事自体には、とてもやりがいがつまっているというのに、保育士として働く人たちが、働き続けられるための環境や待遇が整っていない、ということなのです。

実際、保育士の年収というのは平成27年度で見ると平均で323万円でした。つまりは、月にすると22万円ほどとなります。保育士になりたての人はそれくらいで満足できるかもしれませんが、何十年と働いてきた人でもあまり変わらないということもあります。

それでいて、責任と仕事量が多く、体力的にもキツイと言われている長時間労働をするわけですから、やはり離職率も高くなってしまうのです。それに、男性であれば、家庭を持ちたいとおもったときに、このくらいのお給料では自分の家族を養うことが難しいという現実があります。

それに、自分自身の出産、育児というライフイベントにおいて、福利厚生が整っていないとか、待遇が悪いということで、保育士としての仕事を辞めざるを得ないという人もいます。

それで、保育士として資格を持ち働いてきた人でも、労働環境や待遇、収入という点で悩み、結局保育士を辞めてしまう人も少なくないのです。

これほど必要とされてきている職種なのに、ずっと続けることが難しいという保育士への扱いに、すごく残念な気持ちになってしまいますね。

それで、やはり保育士不足が嘆かれている原因の一つとして、この保育士への待遇の悪さというものも関係していると思いますので、保育士という国家資格を持つ人たちがずっとこの仕事を続けていけるような、そのような環境を整えることも必要なのではないでしょうか?

ある調査によると、潜在保育士である人たちのうち、保育士としての仕事にやりがいを感じていた、という人たちは9割くらいいるようです。しかし、それでも復帰しないということにはそれなりの理由や原因があります。

その原因を改善することによって、資格を持つ人たちが復職してくれて、この保育士不足を救ってくれることにもなるかもしれません。

それで、この先もきっと必要とされるであろう保育士たちが働きやすい環境、多様化する保育サービスに対応しやすい環境や待遇、というものができることを期待したいですね。

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