保育士が転職を決断するのってどうして?主な4つの理由!

保育士が転職を決断するのってどうして?主な4つの理由!

保育士の資格を取るために、専門学校や短期大学などで一生懸命に勉強をし、長い実習も行ない、取得した国家資格ですが、たくさんの時間をかけ努力したにもかかわらず、保育士を辞めてしまう人、全く違う職業を選んでしまう人が多いのはどうしてなのでしょうか。保育士が転職を選ぶのはなぜなのか、実際に保育士として働いていた方たちの体験を踏まえて、その理由をみてみましょう。

保育士が転職を選ぶのは何故?主な4つの理由とは。

保育士の転職理由って?

将来なりたい職業は?と聞かれると、必ずと言っていいほど上位にランキングする保育士という職業。毎年、保育士にあこがれて、幼稚園や保育園に就職する人も多いです。

しかし、実は保育士は離職率が高い職業の一つなのです。しかも保育士は、復職率の低い職業とも言われています。

保育士の資格を取るために、専門学校や短期大学などで一生懸命に勉強をし、長い実習も行ない、取得した国家資格ですが、たくさんの時間をかけ努力したにもかかわらず、保育士を辞めてしまう人、全く違う職業を選んでしまう人が多いのはどうしてなのでしょうか。

保育士が転職を選ぶのはなぜなのか、実際に保育士として働いていた方たちの体験を踏まえて、その理由をみてみましょう。

保育士の仕事内容は重く、仕事量は多い

保育士は、子供の成長をじかに見ることができ、夢のある仕事でありながらも、子供の命を預かるという、とても責任の重い仕事でもあります。

一般の保育園では、保育士の数と子供たちの数を比較すると、断然子供の方が多いのが通常です。その中で、子供たちから目を離すことのないように、どんな時でも一人一人の子供の動きによく注意を払っておく必要があります。

もしも一人で一つのクラスを任されているという一人担任の保育士は特に、トイレに行く時間もないくらい忙しいのです。

このことを少し考えただけでも、保育士の仕事の責任の重さを理解することができます。

そして単に、子供たちがけがをしてしまわないか、事故が起きてしまわないかと、それだけを注意すればいいというようなものだけではありません。子供たち一人一人の事を良く考えて、成長をサポートすることも行なうことも保育士の仕事です。そのためには、それぞれの子供の気持ちを汲み取り、その子が求めていることを考えて行ってあげる必要があります。

気持ちをくみ取るためには、子供たちをよく観察して、その子の良いポイントや良くないポイント、感じ方などをよく知っておかなければなりません。親がこの事を行なうのも困難と感じてしまっているこの時代の中で、保育園での保育士の責任の重さをこのことからも感じます。

また、保育士の仕事は、子供たちだけを相手にした仕事ではありません。最近は、保護者支援も大切な仕事の一部になってきています。

子供たちがお昼寝している時間には、一人一人の子供たちの様子を保護者に伝えるために、連絡帳を書くことも毎日行ないます。

そして、一日の勤務が終わってからも、家に持って帰る仕事がたくさんあります。特に、色々な行事の前には、衣装など作らなければなりませんし、行事を盛り上げるための製作物を工夫して作るというお仕事もあります。

保育園での勤務時間内に行なえる事は限られているので、仕事を家に持ち帰らなければならない事も多いのが現状のようです。

保育士は、子供たちと関わっていく上で、目標を立てたり、計画したり、時には評価をしながら日々保育を行っています。それに伴い、保育園によって多少は異なりますが、様々な書類を作成するというお仕事もあります。クラスの年間計画、保育日誌や個人記録、一人一人の保育月案などの書類です。

このように見ていくと、早出や居残りのあるハードな勤務時間の中で、保育士の仕事量は多く、保育士個人にかかる負担は大きく、そして重いと感じるものです。 それで、このまま保育士を続けていくのは難しいのではないかと考え、転職を選ぶ人もいるようです。

仕事量と賃金のバランスの低さ

保育士の給料は一般的には約20万円とも言われています。でも、この平均給料は、公立の保育園を合わせて計算されたらの話です。

私立の保育園の方が給料は低いようです。私立の小規模園では、総支給で16万円、手取り13万円という給料のところも少なくないようです。

保育士という国家資格を持っているにもかかわらず、そして、子供たちの成長に貢献したり、命を預かる責任があるにもかかわらず、この賃金の低さが人材不足の原因の一つになっているというのも納得がいきます。

このように給料が少ないにもかかわらず、保育士が実際に行っている仕事量は非常に多くとてもハードな仕事なのです。よって、保育士は仕事量に見合った賃金とはいえないというのが現状のようです。

家に持ち帰って、寝る間も惜しんで必死に作業して作った製作物も、一生懸命考えて作成した書類も、残念ながら1円にもならないのです。同じくらいの給料がもらえる職業でも、定時に帰ることができ、持ち帰りの仕事が少ない職業の方が魅力的に感じてしまうというのも納得できます。

だれでも仕事の量に見合った賃金を願うものです。しかし、保育士の仕事はそうはいかないのが現実のようです。それで全く違う職種の仕事に転職してしまう人が多いのも仕方のないことなのかもしれません。

でも、そもそもどうして保育士の給料は低いのか気になるところです。給料がどのようにして決められているかをその仕組みを知ると、保育士の給料が低い理由が分かってきます。

認可保育園の場合は、国と都道府県、各自治体から補助金が支給されます。加えて、保護者から支払われる保育料が保育園の運営費になります。保育士の給料はその運営費の中から、人件費として支払われることになっています。補助金の出ない無認可保育園もありますが、その場合は保育料だけで運営費をまかなっています。

税金が使われている補助金と、公定価格によって決まる保育料が保育士の給料に直接関係しているため、保育士の給料を簡単に上げることができないのです。

ここ最近、保育士の給料を上げようと色々な取り組みがなされているので、少しずつでも改善されていき、良い傾向になることを願うものですが、急激に変化させるというのはなかなか難しいものかもしれません。

保育士の賃金の低さが問題になっているのは事実です。しかし、以前から現場で働く保育士たちの間では、仕事量と給料のバランスの悪さには不満はあったものの、社会問題に発展するまでには至っていませんでした。

その背景には、昔から子供の面倒をみるのは、当然母親の役目であり、家庭内で育児を行うことが良いこと、という考えが根強かったことが影響しているようです。 現在は核家族化が進んでいますが、以前は大家族で共に暮らし、子供たちを見守る大人の目がたくさんあったので、母親が働いていたとしても、祖父母や知り合いが子供の面倒を見くれるのが当たり前のようになっていたので、お金を支払ってわざわざ他人に子供を預けるということに抵抗感を持っている場合も少なくなかったようです。

さらに、保育士の仕事に関しても、子供と時間を過ごして、ただ子供と遊んでいるだけ…と、軽視される傾向もありました。

その見方とは異なり、実際には、子供たちの小さな命を預かるという大きな責任が伴い、さらに肉体的にも精神的にも過酷な仕事であるということが徐々に知られるようになり、やっとここ最近、保育士の賃金の低さ、それゆえの保育士不足が問題になって、国会でも議論されるまでに至っているのです。

このような事をきっかけにして、保育士の待遇がどんどん改善されていき、転職したいと願う人よりも、保育士を続けたい、保育士をまた始めたいと思う人が増えることを期待したいものです。

保護者との関係

一昔前には考えられなかったような保護者の傾向が、近年見られるようになっています。それは、最近よく聞く、モンスターペアレントです。

小学校や中学校といった義務教育の現場だけではなく、その矛先は、保育園で働く保育士たちにも向けられています。

保護者側からすれば、愛する大切な我が子を預けているのですから、神経質になるのも無理はないことかもしれません。しかし、保育士にとって、保護者対応で悩まされるのは大きなストレスとなります。

モンスターペアレントとは、学校や保育園等に対して、自己中心的かつ理不尽な要求やクレームをしてくる保護者のことを言います。あまりに利己的な態度ゆえに、モンスターと言われるようになってしまったわけです。

近年は、ますます増加しているモンスターペアレント、そのため社会現象にもなっています。

いったい、モンスターペアレントになる保護者とはどのような傾向があるのでしょうか。基本的には、威圧的な態度で非常識なクレームを直接保育士に言って来るのですが、保護者によっては、保育園の園長や自治体などの、より権力のある人や団体の元へ押しかけてクレームを言うというケースも増えているようです。

保育士としては、一生懸命に働き、子供たちとの時間を過ごしているにもかかわらず、保護者の対応に神経をすり減らし、その問題を解決するためにたくさんの時間をかける必要があるので、とても迷惑な事です。他の園児や他の保護者にも少なからず悪影響を与えてしまうので、大きな問題、大きなストレスとなるわけです。

保護者と保育園側や保育士の信頼関係が成り立ってこそ、子供を安心して預けることができるわけですが、その歯車が少しでもずれてしまうと、どんどん噛み合わなくなって、大きな溝ができてしまいます。

でも、人が人を預かり育てて行くわけですから、保護者の願い通りに完璧にすべてを行なえることなんてあり得ません。このことを、保護者側が認めているなら、問題は最小限に収まる事なのかもしれません。

しかし増え続けるモンスターペアレント。その原因は大きく分けて2つあるようです。

1つには、保護者が自分の子供の事しか考えていないということです。

周りの子供たちやその保護者がどうであろうと知ったこっちゃない、自分の子供さえ良ければそれでいい、という身勝手な保護者です。

このような保護者の場合、お遊戯会はうちの子を主役にしてほしい、集合写真のカメラの正面はうちの子にしてほしい、うちの子は運動が苦手だから、運動会の競技からは外してほしい、など思いもよらない、様々な要求があります。

そしてよくある苦情の中には、写真に自分の子供があまり写ってない、というものがあるようです。写真が少ないということは、自分の子供の事を見てくれていない、と思ってしまうようです。

写真という些細な事のように感じることが、この自分の子供の事しか考えていないという傾向により、モンスターペアレントにとっては、大きな問題となり、保育園や保育士との信頼関係にまでつながっていくようです。

もう1つの原因は、保護者が何でも自分の思い通りにしたいという場合です。

この場合、保護者がクレームを言ってきたとしても、それが必ずしも、自分の子供の為というわけではないので、とっても厄介なわけです。

例えばこんなワガママな要求があります。嫌いな保育士に対して嫌がらせをして退職に追い込むようにしたり、子供がけがをしてしまった場合に法外な額の治療費を要求してきたりする場合があるようです。

子供たちの年齢によって状況も異なってくるわけですが、もちろんそのことを親は子育てしながら、例えば年齢に応じて聞き分けがどれくらいできるかということは分かっているはずです。しかし、思い通りにしたい保護者の場合、この理屈は通用しないようです。

例えば、保育園では0歳児のクラスでは、噛みつきが多く起きるようです。言葉が話せず、思いを伝えることができないので、噛み付いてしまうということは成長過程でよくある事なのですが、保育の知識がなければ、なんで噛み付いたりするの?と思ってしまうかもしれません。

保育園の現場では細心の注意を払って、なるべくそのようなことがないようにと努力してはいますが、保育園は子供と1対1ではありません。たとえ0歳児のクラスであったとしても、保育士1人に対して子供が3人というのは一般的です。よく見張ってはいたとしても、とっさのことでどうしても止めることができないこともあります。

しかし、モンスターペアレントにはその言い訳は通用しないのです。どうしようもできない状況というだけでは通用しません。ひたすら謝ってこちらの誠意を伝えることしかできないのです。

このように保護者との関係、保護者への過剰な気遣いはかなりの神経を使います。気疲れしてしまい、もう保育士の仕事から逃げ出したい!と思ってしまうのも無理のないことかもしれません。

ただでさえ仕事量も多く、自分の時間がとれないことも多々ある中で、さらにストレスを加えることになる保護者との関係は、転職や退職への決定を後押ししてしまう一つの要因となる事もあると言えます。

保育士の仕事に抱いていた理想と現実のギャップ

保育士になりたいと夢を持つ人の多くは、子どもが大好きで保育士にあこがれて将来は保育士になろう!と考える方も多いはずです。そして実際にあこがれていた保育士の資格を取得し就職しますが、特に就職して1年目は、思い描いていた保育士の仕事への理想とのギャップに悩まされる人が多いのも現実です。

実際に保育士として働き、理想と現実のギャップに悩まされた方のコメントはこんなものがあります。

「私は、いつも笑顔で、子供たちにも優しく接する、そんな保育士になりたいと思っていました。しかし、実際に保育の現場で働き始めると、何度言っても聞き分けの悪い子もいれば、わざといたずらばかりしてしまう子たちもいます。

優しく接する保育士を目指していたにもかかわらず、どうしてもイライラし、子どもにきつく言ってしまって、後で後悔することも多々ありました。子どもを褒めて伸ばすのが良いことだと分かっているので、優しく優しくと自分に言い聞かせながらも、声を荒げてしまうということも多々ありました。

また、やんちゃ盛りな子供たちに、「静かにしましょう」と言うだけで、すぐに静かにしてくれるなんてことはもちろんなく、なかなかいうことを聞いてくれません。なんて自分は無力なんだろう…と考えさせられたり、自分は保育士に向いてないんじゃないかと日々悩むこともありました。子どもたちのためにしてあげたいことはたくさんありましたが、毎日の保育に追われて、自分が思っている通りにはいかない事ばかりでした。」

このように、子どもたちのことが大好きで、子どもたちの事をいつも考えて、子どもたちのことを思うあまり、いっぱいいっぱいになってしまい、保育現場から離れ、転職の道を選んでしまう人もたくさんいるようです。これこそ、思い描いていた保育士という仕事への理想と、現実にはたくさんの大きな責任やストレスがあるということのギャップなのです。

まとめ

保育士の仕事は、このように肉体的にも、精神的にもきついというのが現状のようです。加えて、労働条件、労働環境が良いともいえません。

しかし、子どもたちに接するとき、保護者に接するとき、ニコニコといつも笑顔でいなければなりません。しかし、その笑顔の裏では、過酷な状況のもとで働いているのです。 保育士の仕事を辞めて、保育とは全く違う仕事をして、新たな環境で、新たな自分を見つけようとする人が多いのが実態といえるでしょう。

保育士の転職を成功させるために大事なことのすべて!

誰でも一度は「こんな仕事やめてやるっ!」って思った事があると思います。保育士だって当然あります。今回は転職しようと考えはじめた保育士が成功するための情報をすべてまとめてみました。

https://hoiku-to-shigoto.fun/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB%E3%81%AE%E8%BB%A2%E8%81%B7%E3%82%92%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%EF%BC%81

この記事が気に入ったらシェア
おすすめ記事
関連記事