保育士のみなさんが職場を退職してしまう大きな3つ理由とは??

保育士のみなさんが職場を退職してしまう大きな3つ理由とは??

どの仕事も大変なことや辛い時期というものがありますが、保育士の仕事は多くの人が続けるのができなくなるほど、つまり退職してしまうほどの、問題点を持っているのです。どうして多くの保育士が退職してしまうのでしょうか?その大きな理由についてご紹介していきます。

みんなが保育士を退職してしまう大きな3つ理由とは

保育士の退職理由

保育士の仕事には、やりがいも魅力もいっぱいあります。子どもたちと毎日一緒にいて、その成長を喜べることや、子どもたちの笑顔から元気をもらったり、サポートを必要としている子どもと保護者の助けになれている、という実感も働く喜びを感じさせてくれるものとなります。

でも、現実問題、保育士の仕事は過酷で退職者や転職者が絶えないとも言われています。小さいときに、保育士さんになることと夢見ていた人たちが、実際に保育士の資格を取って仕事をするようになると、理想と現実のギャップに驚くこともあるようです。

もちろん、どの仕事も大変なことや辛い時期というものがありますが、保育士の仕事は多くの人が続けるのができなくなるほど、つまり退職してしまうほどの、問題点を持っているのです。

では、どうして多くの保育士が退職してしまうのでしょうか?その大きな理由について、ご紹介していきます。そして、そこから、これからの保育士業界において、どんな点が改善される必要があるのか、考えていきたいと思います。

やりがいもあるのに、退職者が多いのはなぜ!?

保育士の仕事が好き!という方は多いです。子どもたちと一緒になって毎日生活を送り、子どもたちから「大好き」とか「先生、ありがとう」という言葉をもらったり、慕われるということに幸せを感じることもあります。

それで、子どものころから「保育士になりたい!」と自分の将来について、夢を描いて、実際にその夢をかなえてこられた方もいます。「子どもが好き」という方は、保育士の仕事はうってつけの職場と言えるでしょう。

しかし、保育士は転職率、そして退職率が非常に多いとして有名です。そもそも、保育士というと、はたから見ると子どもたちと毎日笑って過ごせる職場だと思われることがありますが、現実は違っています。

やりがいや喜びももちろんありますが、小さな子どもたちの命を預かり、教育と福祉という責任のある仕事柄、常に神経をすり減らし、さらに仕事量はとても多く、体力的にも精神的にも限界を超えてしまうこともあります。

さらに、職場の人間関係の難しさや、低賃金の問題、福利厚生が整っていない、ということが度々話題になることもあり、保育士の現実を辛くしています。

このような問題は、人手不足になっている保育士業界において、潜在保育士という、保育士の資格を持ち過去にはその仕事に携わっていたけど、今はしていない、という人たちが増えている原因でもあるでしょう。

とくに、女性は結婚や妊娠・出産という人生の大きな出来事の中で、ライフスタイルが変わり、仕事を調整する必要がでてきたりもします。そのときにも、仕事を今のまま続けることができない、ということで保育士の仕事を退職することもよくあることです。

その後、現場復帰をしたいと考える方も多いようですけど、職場の環境や仕事内容を考えた時に、それがなかなかできないという現実もあるようで、結局保育士としては退職したままになってしまう、ということもあるのです。

そんな、潜在保育士さんたちも、ある調査ではなんと9割が「保育士としての仕事にやりがいを感じていた」ということですから、本来なら、妊娠や出産を経て、現場復帰できれば、もっと保育士不足が解消されるような気がしますよね。

そんな感じで、保育士の仕事を続けるということには、いろいろな障害と思えるものがあるのです。ということで、これから詳しく、保育士が仕事を辞める時の理由と、どんな点が改善されていく必要があるのか、ということを調べていきたいと思います。

みんなが保育士を辞める理由その①ー給料が安い!ー

保育士の人、あるいは潜在保育士の人に、「保育士として働く面でどんな点が改善されてほしいか?」ということを聞くと、一番に上がるのが「給料を上げてほしい」という点です。

保育士はお給料が低い、低賃金の仕事、これらはニュース報道でも取り上げられるほど、有名な話になりました。保育士の年収が低いことについて、国政でも扱われましたよね。

そもそも、保育士という仕事をするには、国家資格が必要で、今は保育園が定員オーバーになるほど必要とされている職種ですよね。それでも、低賃金であるということに、少し矛盾を感じることがあるかもしれません。

では、実際に保育士のお給料は平均どのくらいなのでしょうか? 平成27年度の賃金構造基本統計調査によりますと、保育士の年収は平均すると315万円ほどでした。

つまり、月にすると平均で約21万円ほどになります。そしてボーナスが約30万円ということです。総合的に一般には、年収が350万円以下の職業は、年収が低いと判断されています。

実際、月給が約21万円ほどということは、手取りは20万円以下ということになります。このお給料でこれからの生活を考えた時に、結婚、出産、育児をしていくには、ちょっと現実的に考えて少なすぎると思い、結婚などを機に転職を考える人もいます。

この保育士の給料なのですが、じつは公立保育士として働くのか、私立保育士として働くのか、という点でも大きな差があるんです。どちらも、子どもを保育するという点では一緒なのですが、公立保育士の方が断然高い給料をもらえています。

なぜかというと、公立保育士というのは地方公務員という立場になります。それで昇給なども、その自治体の給料表に基づいて算出されていきます。それで、収入は勤続年数が高くなれがなるほど、上がっていくのです。

しかし、民間の企業が経営していたり、私立の保育園となると、給料はそこの保育園によって違ってきますし、昇給もあってもわずか、無いというところさえあります。それで、働き始めの20代のころには、公立でも私立でもお給料はそんなに変わらないのですが、年数を重ねて行くうちに、特に40代、50代になると、その差はなんと倍近くになることさえあるのです。

それで、私立保育園や民間が経営している保育園では、離職率が高くなってしまっています。全体で見れば保育士の離職率というのは約10%なのに対して、私立保育園で働く保育士で見れば、離職率は12%となってしまうのです。

同じ保育士としての資格を用いて、子どもたちを預かる仕事をしているとはいえ、公立保育士は公務員として、昇給もあるし、産休や育休も取りやすい環境になっています。しかし、私立ではそうはいかないので、勤続年数も少ないんです。

給与面や待遇面で優遇されている公立保育士は、勤続年数が14年以上の人が約40%以上もいます。それに対して、私立保育士の場合では勤続年数14年以上の人は約20%にとどまってしまうのです。つまり、およそ半分しかいないのです。

それで、全体としても見ても、年収が低いということが問題となっていて、ずっと保育士として働き続けることを難しくしているようです。それに、公立保育士と私立保育士の待遇が、全然違うことを考えると、得に私立保育園などで働く保育士の現実は難しいといえるでしょう。

このままだと、結婚、出産、子育てなどの、将来を考えた時に、給料がもっと高い職へと転職することを決意する人がいて、保育士を退職してしまう人が多いのも無理はないのではないでしょうか!?

保育士不足と言われているのに、待遇の不満が原因で、資格を持つ人たちが職につかないということが起きている、ということで、待遇や給与の見直しがなされるべきですよね。それで、最近では資格手当や上乗せ賃金の動きもあります。

このような、給与面での改善がみられるなら、潜在保育士と言われている人たちが、保育士の職場に復帰することも期待できるのではないでしょうか?

みんなが保育士を辞める理由その②ー仕事内容が過酷すぎるー

保育士の仕事

給料が安いということで、仕事内容もラクチンということならまだ納得できますけど、実際の保育士の仕事ってすごく過酷で、体力面でも精神面でも大変なんです。

例えば、勤務時間についてですが、保育士をしていると残業なんて当たり前です。子どもたちを預かっている時間だけが、仕事ではないからです。

子どもたちを預かっている間は、子どもたちから目を離さないように一生懸命に保育します。人手不足の保育園では、子どもから離れてちょっと休憩するような時間なんて少しもない、トイレに行くタイミングさえない、といったこともあります。自分の昼食もまともにゆっくりととることができなかったりすることもあります。

そして、子どもたちが帰ってからもいろいろな雑務がまっています。例えば、週案・月案の作成です。保育ノートを作ったり、行事の前にはその準備で製作物もたっぷりとあって、とにかく毎日大量の仕事に追われる日々なのです。

それで、残業も当たり前だし、残業ができないという時には、持ち帰りの仕事もあります。せわしない一日を終えて、家に帰ったとしても、家で製作物をつくり、行事などに間に合うようにさせるのです。

だから、自分の子どもを持つ保育士ママさんたちは、仕事を終えて家に帰って、家庭の仕事をして子どもを寝かしつけてから、夜中に持ち帰りの仕事をしている、ということも少なくありません。

では、実際に保育士の一日の労働時間は平均してどのくらいなのでしょうか?ある調査によりますと、正社員の場合一日の労働時間として平均9時間台の人が約28%、さらに10時間以上という人が21%いました。つまり、一日9~10時間の労働の人が、半分くらいいます。

常勤臨時でも、平均労働時間が9時間以上の人が35%以上で、最長10時間以上という人は37%以上いたようです。

それで、保育士として働くとなると、一日9~10時間以上の労働はけっこう当たり前ということになります。それに加えて、持ち帰りの仕事なんかもあるのです。それで、保育士というのは長時間労働、過密労働という現実があることがわかります。

それなのに、給料が月に21万円ほどとなると、やはり不満も出てしまうのもわかりますよね。

そして、子どもたちがいる間は常に神経をすり減らし、走り回っているということで、体力的に限界という方も多いようです。毎日長時間、過密労働を繰り返していると、体力的に難しくなり、体調を崩してしまう方もいます。

さらに、精神面でもいろいろなストレスが出てしまいます。行事の前になると、残業と休日出勤が連続して、身体面でも精神面でも疲れ切ってしまい、そこに保護者からのクレームやら子どもへの対応の難しさやらが出てくると、精神面での不調をきたしてしまうことも多々あるのです。

保育士が、余裕を持って仕事ができるような環境が整っているならば、子どもたちや保護さとのコミュニケーションも取りやすくなるだろうし、自分の家庭と仕事の両立もしやすくなると思います。

しかし、常に人手不足で辛くても仕事量の相談ができない、とか、休みが取れないということになると、その仕事内容の過酷さから、体調を崩して退職してしまう、という残念な結果になることがあるのです。

業務量について相談でき、保育士それぞれが体力的にも精神的にも少し余裕を持てるようなそんな環境がが整うといいですよね。そのためには、児童福祉施設最低基準の水準が改善されることも必要だと感じている人もいます。保育士一人に対する子どもの数が多すぎることや、身分が不安低なこと、そして福利厚生が整っていないということなどが改善されて、保育士を守る制度ができることを願っています。

みんなが保育士を辞める理由その③ー職場の人間関係が辛すぎるー

もう一つ、保育士が退職してしまう理由の大きなものとして、職場の人間関係のトラブルがあります。どんな職場でも、人間関係のトラブルというものは少なからずあると思います。しかし、保育士という女性の多い仕事場では、それが過度にストレスになる場合もあるのです。

例えば、園長から嫌われたり、主任と合わなくて自分の居場所がなくなる、ということもあります。あからさまに嫌がらせを受けたり、仲間外れにされたりして、連絡事項が自分だけ回ってこないとか、変な噂をたてられる、ということもあります。

そんな人間関係に耐えられずに、結局退職に追い込まれてしまうのです。さらに、向こうから退職に追い込むようなことをしてくるケースもあります。

「新しい子を入れたいから辞めてほしい」とか「あなたのせいで職場の規律が乱れて困っている」というような、適当な理由をつけて、退職するように圧力をかけてくるのです。

保育士としての仕事が好きで、誇りを持って一生懸命に頑張ってきたのに、そのような職場の人間関係で辛い思いをするのは、本当に残念なことです。でも、現実そのようなことはあり得ることで、そのまま精神的に追い込まれてしまって、退職せざるを得なくなることがあります。

もし、人間関係で悩み辛い思いをしているのなら、他の園に転職するということもできるでしょう。園によって、雰囲気や方針というものは全然違います。それで、自分に合う良い園に出会うことができれば、もっと続けやすくなるかもしれません。

もちろん、どの保育園でも多少の人間関係のトラブルというものがつきものです。それで、いろいろなタイプの同僚と仲良くやっていくためのコミュニケーション能力を培うというのは、必要なことでしょう。

しかし、やはり中には特に人間関係で新しい人を仲間外れにしたり、おつぼねたちが力を持ちすぎているところ、という職場もあるようです。そのようなところでは、努力してもなかなか解決できないこともあるでしょう。

それで、自分自身が壊れてしまう前に、別の保育園に転職するというのも、自分を守る一つの方法だと思います。

保育士としての仕事をしていく中で、上司や同僚との信頼関係というものがかなり大事になります。それがないと、他のストレスにもなかなか対処するのが難しいです。

例えば、人間関係で言えば職員だけでなく、保護者からのプレッシャーやクレームというストレスもあります。子どもの保育を保育士にまかせっきりにして、一方的な文句やクレームをつけたりする親もいます。

そのようなときに相談できたり、サポートしてくれる上司や同僚がいるならば、対処しやすいと思います、それで、職場で信頼できる人間関係を築ければ、もっと仕事がしやすくなるのです。

しかし人間関係というのは、こちらの努力だけではどうにもならない点でもありますので、もし人間関係のトラブルが原因で転職を考えるのであれば、次の職場を決める際にはどんな人が働いているか、その職場の環境や空気がどんなものなのか、ということを実際に見て感じることができるように、そこを見学することなどもおすすめです。

もちろん、見学をしてみて内部事情がすべてわかるわけではないので、入ってみてから気づくことのほうがたくさんありますが、一つの園に固執する必要もないのかもしれません。そこを辞めたからと言って、保育士の資格が取り上げられるというわけではないので、心のバランスが崩れるほどあまり自分を追い込むことはせずにいたいですね。

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