保育士の正社員と非正規社員・雇用形態と確執について

保育士の正社員と非正規社員・雇用形態と確執について

今回は、正規雇用で働く保育士さんと、非正規雇用で働く保育士さんの間にできる溝、壁、不満や確執といったものについて、両方の立場の人の意見を集めてみたいと思います。

保育士の正社員と非正規社員

保育士

同じ保育所で、同じ資格を持つ保育士さんたちの間にも、様々な雇用形態で働いている人立ちがいますよね。正社員として働いている人たちがいて、契約社員、派遣、パート、バイト・・・など。本当にいろいろな雇用形態があります。

どんな雇用形態で働くかというのは、その人の事情や希望によっても変わってくると思いますし、どんな雇用形態にもメリットもデメリットもありますので、自分にとって一番働きやすい雇用形態を選択できるといいと思いますよね。

しかし、実際の職場では、正規職員と非正規職員との間のちょっとした確執とか、お互いに相手に対する不平・不満ができるってことありませんか?雇用形態が違うという事から起きる仕事上の不満・・・。これって解決策ってあるのでしょうか?どうしたら、正規雇用の保育士さんと非正規雇用の保育士さんが、協力し理解を示しながら、どちらも納得できる仕事ができるのでしょうか?

今回は、正規雇用で働く保育士さんと、非正規雇用で働く保育士さんの間にできる”溝”、”壁”、”不満”や”確執”といったものについて、両方の立場の人の意見を集めてみたいと思います。ただでさえ、難しい保育士職員同士の人間関係ですが、雇用関係からできる溝をできるだけ避ける方法も探っていきましょう!

雇用形態が違うことで生まれる確執がある!?

女性の喧嘩

みなさんの知っている保育所等の施設でも、保育士さんたちがたくさん活躍していると思いますが、それぞれ雇用形態が違うことも多いと思います。正社員として働いている保育士さんだけでなく、派遣保育士や、あるいはパートタイム労働者として活躍している保育士さんもいるでしょう。

どんな雇用形態で働くかというのは、その人の事情や希望によっても変わってくると思いますし、どんな雇用形態にもメリットもデメリットもありますので、自分にとって一番働きやすい雇用形態を選択できるといいと思いますよね。

しかし、同じ職員だとしても、正規雇用の保育士さんと非正規雇用の保育士さんの間には、見えない”壁”がある、って感じることはありませんか?そう、雇用形態の違いから生まれるお互いの間の大きな溝、確執です。

正規雇用というのは、つまり正社員の保育士さんのことです。雇用期間に定めがなく、会社が定める始業・就業時間で働き、社会への加入義務もあります。

一方、非正規雇用というのは契約社員を含み、パート、バイト、派遣社員で働いている人たちです。有期契約だったり、パートタイマー労働者などは正規社員よりも短い就業時間d江働いていたりします。社会保険には、一定の要件を満たした人は加入します。

この正規雇用と非正規雇用の違いには、契約期間に定めがあるかないか、さらにはフルタイム勤務かそうではないのか、といったことがありますね。

さらに、派遣保育士は雇用主も違ってきます。派遣会社によって派遣されている労働者の場合、派遣会社が労働者を雇用しているという形態になりますので、その他の正社員や

パートタイム労働者が、職場となっている施設あるいは園などと直接雇用関係にあるのとはちょっと違いがあります。

このように、雇用形態が違うということは、”働き方”に違いが出てくるという事になります。正規雇用と非正規雇用では、与えられる職務の責任の重さ、権限の差、職務範囲、待遇などに違いが出てくるのです。

それで、どんな雇用形態で勤務しているのかということが、保育所などでの仕事内容に差を生むことで、互いへの不平不満を引き起こすことがあるのです。そして、そのような相手への不満や不信感というのは、どんどんと溝となり、見えない壁となっていきます。それが、正規雇用の保育士と非正規雇用の保育士との”確執”となるわけですね。

実際に不満を感じている人たちってどのくらいいる?

では、実際に現場で働いている正規雇用、非正規雇用の保育士さんたちって、相手への不満を感じているものなのでしょうか?

とある調査では、正規雇用、非正規雇用、それぞれの立場で働く保育士さん約180名にアンケートを実施し、「それぞれの雇用形態間で不満と確執があると感じているか」を聞いてみたそうです。そうしたら、やはりけっこう多くの方が感じていたようです!

まず、正規雇用で働いている人、つまり正社員として働いている保育士さんたちの中で、雇用形態間の不満や確執が「ある」と答えた人は、約46%だったようです。つまり、半分近くの人が、はっきり「ある」と感じているわけですね。

一方「ない」とハッキリ答えることができた人はたったの約14%にとどまったようです。そして、「どちらとも言えない」と回答した人が約36%で、「分からない」と回答した人が約6%という事でした。

つまり、はっきりと「ない!」と答えることができた人というのは、10人いたら1、2人しかいないという事です。その他の人は、「よくわからない・・・」または「どちらともいえない」という人と、「ある!」とはっきり答えた人が半々ってところでしょうか。

そして、面白いのが、非正規雇用の人の側の回答結果です。先ほど同じく、雇用形態間で不満や確執があると思うか?という質問に対してですが、「ある」と回答した人は約58%でした。そして「ない」と回答した人は約14%、「どちらともいえない」という回答者は約24%、「わからない」が約3%という事だったようです。先ほどの正社員として働く保育士さんたちと比べると、確執や不満が「ない」と回答した人の割合は同じなのですが、「ある!」と回答した人が10%以上も多かったんですね。

そして、今度はもうちょっと具体的に一人ひとりに対しての質問もしたようです。まず、正社員として働いている保育士に対して、「あなたは非正規雇用者に対して不満を持っているか?」という質問です。

それに「ある」と答えた人は約33%、「ない」と答えた人は約39%だったようです。その他の人はどちらともいえないという事みたいです。それで、正規雇用の人たちでは、実際に非正規雇用の人たちに対して不満を感じている、という人は半分以下という事になり、不満を持っていない人の方が多かったわけです。

しかし一方で、非正規雇用の人の場合では、「正規雇用者に対して不満を持っているか?」という質問に「ある」と答えた人は約57%と半分以上!という事になりました。そして、「ない」と回答した人はたったの約20%・・・。

ということはつまり、雇用間の確執を感じている、あるいは持っているという人は、けっこういて、それも非正規雇用者が正規雇用者に対して感じていることが多い、という事がわかりましたね。

では、具体的にどんな点で不満を感じているのでしょうか??それぞれの立場で感じる不満についてまとめてみました。

正規雇用の側の不満

女性不満

まず、正規雇用として働いている人が、非正規雇用の人に対して感じる不満についてです。

代表例とも言える点が、「もっと責任感を持って仕事をしてほしい」ということでした。つまり、非正規雇用の人の責任感の不足に対する不満ということですが、どうしてそのように感じる事があるのでしょうか?

例えば、同じ保育士として働いているとしても、保護者と直接接するのは正社員の保育士であったり、あるいはクラスをもつのも正社員がメインかもしれません。それで、やはり業務内容に関しては、より責任の重い仕事を任されているという意識があります。

その点で、非正規雇用の人が「自分は非正規雇用だから・・・」という気持ちで、何か合ってもあまり責任を取ろうとしない、ということを感じることがあるようです。これは、仕事や自分の言動に対する”態度”の問題なので、非正規雇用の人がみな責任感が不足している状態で仕事している、ということでは決してありません。

しかし、確かに仕事をする際には、「責任感」というのは大事ですよね。責任感があるからこそ、トラブルが起こらないように細心の注意を払うし、自分の言動に注意深くあるように気が引き締められます。特に保育士の仕事は、子どもたちの命を預かる仕事なので、子どもたちのケガ、体調への配慮がかなり必要となります。

それで、子どもたちが相手の仕事として、働いている立場に関係なく責任感を持って仕事をしてほしい、という気持ちがあるようです。他の人がどのくらいの責任感を持って仕事をしているのかという事を正確に測ることってとても難しいと思いますが、軽率だったり、適当と思えるような仕事をしている人を見ると、やはりガッカリしたりイライラしてしまうことはあるかもしれませんよね。

中には、昼間だけの勤務の保育士は、保護者と直接話すことがないから、子どもに対する配慮が欠けていると感じることがあるようです。確かに・・・毎日保護者に報告しなくてはいけない立場と、保護者とは顔を合わせる必要がない立場の人とは、ちょっと緊張感が違ってくるという事もあるのかもしれません。

それで、正規雇用とか非正規雇用とか関係なく、”保育士として”同じ気持ちで仕事をしてほしい、と感じることもあるようです。さらに、保護者から見たら、正規とか非正規とか関係なく、その園の”先生”なわけですから、同じ意識と志のもとで仕事をしてほしいという意見もありました。

他には、非正規雇用の人もクラス担任を持っているという園では、正規の人は書類の量が多くて、リーダーを任されるなどの、同じ担任なのに業務量に差があることに不平等さを感じることがあるようです。こうゆう、業務の振り分けや、役割分担に対する不満も多いようです。

正規雇用の人はやはり多くの責任を担うことが多く、それは当然のように思えるかもしれませんが、雇用形態は違っても、園内では同じ立場で働いているのなら、同じくらいの業務をしてほしい、と思う気持ちもよくわかりますよね。

何かあると、正社員が責任を取るべきというような雰囲気があり、さらに非正規雇用の人がちょっと適当な仕事をしているように思えたり、責任感がない言動をとっていたり、業務量に差がある時には、やはり雇用間の溝ができて、お互いに信頼関係を築くのは難しくなりそうですね。

非正規雇用の側の不満

女性の不満

では、一方で非正規雇用の保育士から見て、正規雇用の正社員保育士に対してどんな不満を感じることがあるのでしょうか?

一番多かったのは、業務の振り分けや役割分担に関しての不満でした。具体的にどんな不満かというと、正社員でもないのに正社員と同じくらい責任のある仕事をさせられる、という事です。

先ほど、正社員の人は「園内での立場が同じなら、同じくらいの仕事をしてほしい」というような不満を持っていましたよね?しかし、非正規雇用の人からすると、雇用形態が違うのに、同じくらいの業務量や責任のある仕事をさせられるのはおかしい!と感じるのです。

というのも、臨時職員などは、雇用に更新がありますので、正社員とは違い安定していません。それも、お給料も正社員よりも少ないし、年休も少ないし、ボーナスだって出ない!

そんな中で、どうして正社員と同じ仕事内容、仕事量、責任のある仕事をさせられるの!?というわけです。確かに、そう思いますよね・・・。給与も福利厚生の面でも待遇が全然違うのに、業務量だけは同じとか、納得いかないと思うのは当然かもしれませんね。同じことをしているのに、自分だけ待遇が悪いと思うと、仕事に対する熱意やモチベーションにも大きく影響してしまいそうです。

他にも、給与が低いこと、業務量が多いこと、責任を持つことなどに対する不満がありましたが、それもこれも、やっぱり非正規雇用としての待遇でしかないのに、正社員と同じことを求められる、という不満につながるようです。

どうしたらいいのか!?

解決策

このような、「正社員だからとか、非正規だからという事で仕事をしないでほしい!」という気持ちと、「非正規なのにどうして正規と同じことを求められるの!?」という気持ち。

このような両者が持つ、雇用間の不満ってどうしたらいいのでしょうか?実際、雇用形態の違う保育士に対して不満を感じている人たちがどうしているか、というと、一番多かったのは「諦めている」ということでした。

他には、「同僚もしくは上司に相談する」とか、「不満を共有できる仲間を作る」、「お互い様ということで不満を持たないように心がけている」、「職場外の人に相談する」といった対処法を取っている人もいました。中には、「相手に不満を伝える」といったストレートなコミュニケーションを取っている人もいるようです。

しかし、上司に相談するとか、相手に直接伝えるといった行動を取っている人は少数派のようです。もう職場の体制として定着していると、それを自分で何とか解決しようとするのは、なかなかに難しい事でしょう。それで、「諦める」という人が多いみたいです。

それも、正規雇用の保育士と非正規雇用の保育士、それぞれに雇用間の溝は取り除けると思うか?と質問したところ、なんとどちらも40%以上の人が「取り除けないと思う」という回答をしたようです。やっぱり、大半の人は諦めているんですね・・・。

なんだか残念ですけど、やっぱりこれは、いち保育士が何とかする!というよりも、まずは職場の体制や配慮が必要なのではないでしょうか?職場が、雇用形態に合わせた業務の振り分け、業務内容に見合うような給与設定をする、という事を配慮してくれるなばら、それぞれが少しでも納得した仕事ができるかもしれません。

例えば、非正規の保育士が正規の保育士と同じ仕事量や責任を持たされるであれば、なんとための”非正規”なのか!と不満に感じるのは当たり前でしょう。それで、同じ扱いや責任を押し付けるのではなく、できるならば非正規の人の負担を減らし、そのうえでお互いを尊重し合いながら仕事ができるなら、良い雰囲気になるのでは?という、正規職員の人たちの意見がありました。

さらに、非正規にも正規と同じように情報共有をしてくれることを望む声もありました。やはり大事な場面では、雇用形態に関わりなく、いち”保育士”として、協力し意見を出し合い子どもたちのための最善の保育を考える機会をもらえたらいいですよね。

非正規も正規と同じように行事の準備をし、参加しているのに、反省会などの大切な意見を出し合えるような場面では除外される、といったことも不満につながるようなので、孫店でも非正規と正規の壁がなくなると、よりお互いを尊重し、協力しながら仕事ができるのでは、という意見もありました。

雇用形態が違う事で、職場からの待遇や処遇が違うのだから、業務量や労働内容に違いがあるべきだけど、保育士としては情報の共有や意見交換がしっかりとできる環境を作ってほしいということですね。

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