【保育士の雇用体系】派遣社員の特徴と正社員との違い!

【保育士の雇用体系】派遣社員の特徴と正社員との違い!

今回は保育士の正社員と派遣社員を比較するにあたって、派遣社員のメリット、デメリットをまとめました。。雇用体系の違いをはっきりと理解し、自分に合った働き方を選択しましょう。

保育士として働くなら正社員が本当にいいのか?

保育士と子ども

保育士に限らず、どんな仕事をするにしても、正社員とそうではない雇用体系に分かれます。派遣社員、パート、アルバイト、非常勤職員などの体系があります。

保育士として転職を考える場合、派遣職員として働くか、正社員として働くか迷っている方も多いでしょう。大事なのはそれぞれで働く上でのメリットとデメリットをきちんと理解しているかどうかです。

一般的に言って、正社員と派遣社員の違いとして思い浮かべるのは、責任の重さ、勤務時間、給料面、福利厚生の有無などでしょう。どのような違いがあるのかを知っておけば、自分に合った働き方を目指すことができます。

正社員は給料が安定しています。社会的な評価も高いかもしれません。しかし、あえて正社員以外の働き方を選択する人も増えています、それはなぜでしょうか。

この記事では、保育士の正社員と派遣社員を比較するにあたって、派遣社員のメリット、デメリットをまとめました。これから転職を考えている方はぜひ参考になさってください。雇用体系の違いをはっきりと理解し、自分に合った働き方を選択しましょう。

保育士の派遣社員として働くメリット

元気な子ども

保育士という仕事は資格が必要ですし、保育の専門家として特殊な仕事と言えます。保育士としての資格があれば、正社員でも派遣社員でも同じような仕事ができます。子どもの保育を任せられてるという観点からはどちらも対等な立場です。

最近では、正社員よりもあえて派遣社員として働くことを選ぶ保育士も多くいます。ほかの業種と比べても、派遣を選ぶ比率が多くなっています。

そもそも派遣社員ってなに?という方のために派遣について少し説明します。雇用形態としての大きな違いは雇用主です。正社員やパートやアルバイトの場合、職場となる保育所などと直接契約を結び働くことになります。

一方で派遣社員の場合は人材派遣会社と契約し雇用され、その派遣会社が契約している保育所などに派遣され、仕事を行うことになります。もちろん、実際に現場で指示や指導を仰ぐのは派遣先の保育所となりますが、給料が支払われるのは派遣元の人材派遣会社からです。福利厚生についても、人材派遣会社のものが適用されます。

派遣雇用は直接雇用と異なり、派遣会社が雇用主と雇用者の間に入ります。働きたい保育士は派遣会社と契約を結び、派遣会社がその人を保育所などに派遣するというスタイルになります。従来の働き方とは、まったく違う働き方になります。

なぜ保育士の仕事で派遣社員を選ぶ人が増えているのでしょうか。派遣社員として働くことのメリットを紹介します。

派遣会社で働くことのメリットは、

・給料が良い

・働き方を自分で選ぶことができる

・残業が少ない

・資格や経験が問われない

・派遣会社に相談することができる

・派遣先で正社員になれる場合がある

といった点になります。ひとつずつ詳しく見てみましょう。

給料が良い

保育士は仕事量や拘束時間のわりに、賃金が低いことで知られている職業です。少しでも賃金の高い求人と契約したいと思うでしょう。大手の派遣会社であれば実績があるので経営が安定しており、保育士として高収入が得られる可能性があります。

正社員にならずとも、高収入を得られるということで派遣社員を選ぶ人が増えています。

働き方を自分で選ぶことができる

笑顔の女性

派遣社員は正社員に比べて、自分の生活スタイルに合った働き方をすることができます。正社員であれば、雇用先の保育所の要望にいくらか合わせる必要があります。同僚とも協力していかなければなりません。

それでも、働き方は人によって様々です。仕事を中心にしたライフスタイルを好む人もいれば、仕事以外で生きがいを見つけ、そうした趣味や楽しみと仕事を両立させたいと考えている人もいます。また、家族の幸せを最優先に考え、仕事をする時間をある程度コントロールしたい人もいるでしょう。

派遣社員であれば、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方をすることが可能です。例えば、「週に3日だけ働きたい」とか、「毎日昼から出勤したい」「15時の早上がりで働きたい」など、いろいろな要望を伝えることができ、それに見合った派遣先があれば、そこで働くことができます。

また、派遣元や頻度にもよりますが、急な予定が入ったときには、派遣会社と相談して代わりの人を派遣してもらうことができる場合もあります。正社員であれば出勤してあたりまえですので、このような休み方は難しいかもしれません。

残業が少ない

最近は特に、保育士や教師の残業時間が問題になっています。労働時間の多さのわりに給料と見合っていないという意見も出ています。しかし、派遣会社を通して保育士として働く場合、残業時間はほぼありません。決められた時間だけ仕事をすることになります。

どうしても派遣先が残業が必要ということになると、派遣先の保育所が派遣会社に相談し、派遣社員が承諾すれば残業ということになります。その場合、残業代もきちんと派遣会社から出るので安心です。

資格や経験が問われない

派遣保育士の中には、保育士の資格を持っていない人もいます。つまり、保育所のサポートをしてくれる人材を探している場合があります。保育資格や実際に働いた経験は問われない求人もあります。

人手が足りない保育所などに勤務することになりますので、多少の忙しさはあるかもしれませんが、資格や経験がなくても子どもたちと触れ合える職場に携われるというのは大きな経験です。これから本格的に保育士を目指す人にとっても、そういう働き方は大きな経験となります。

派遣会社に相談することができる

女性 相談

正社員として就職を目指すのであれば、たいてい一人で就職活動をがんばらなくてはいけません。しかし、派遣会社に登録しているのであれば次に働く職場について、いくらか相談でき、自分にあった職場を紹介してもらえることもあります。

働き方を自分で選ぶことができる、というメリットでも少し触れましたが、働き方に関する考え方は人それぞれです。ライフスタイルや現在の家庭環境によって、働き方は異なってきます。

特に家族を持ちながら保育士として働きたい場合、不安になるのは、子どもの体調が急変した時などです。社会人としては仕事で迷惑はかけられないと思う反面、親として子どもの体調を気遣わなければなりません。

派遣社員の場合、急な休みや勤務時間の変更を自分が契約している派遣会社に相談して、対応してもらえる場合があります。派遣会社はたくさんの人材を抱えているので、代わりのスタッフを急行させることも場合によっては可能です。

また、職場でのトラブルなどについても、派遣会社に相談することができます。内容によっては派遣会社が動いてくれて、問題解決にあたってくれることもあります。派遣先の保育所でのトラブルで職場に居づらくなった場合は、契約に反しない限り勤務先の変更も可能です。

派遣先で正社員になれる場合がある

紹介予定派遣で仕事をしている場合には、数カ月など一定期間勤務した後に正社員になれる場合もあります。そうでなくても、派遣先の働きが認められて正社員にならないかと誘われることもあります。

初めから正社員になるよりも、その前に職場の様子や雰囲気を知ることができるので、安心して正社員になることができるというメリットがあります。

保育士の派遣社員として働くデメリット

保育園

保育士の派遣社員として働くメリットについて6つの要素を紹介してきました。

逆に、保育士の派遣社員として働くデメリットについて考えてみましょう。

派遣会社で働くことのデメリットは

・福利厚生が整っていない

・長い期間働けないことが多い

・部外者扱いされるストレス

・キャリアアップできない

といった点が挙げられます。ひとつずつ詳しく見てみましょう。

福利厚生が整っていない

派遣社員の福利厚生は派遣会社のものが適用されます。しかし、派遣会社のものは充実してないことが多いです。そのため、手厚い保証が受けられるということはできません。

例えば、実績のある派遣会社であれば給料もそれなりに良いはずです。しかしボーナスが出る保証はありません。ほとんどの派遣会社はボーナスを支給していません。

派遣社員の場合は保険制度も正社員より充実していないので、自分で健康保険や傷害保険に加入しなければいけないことも考えられます。何らかのアクシデントが起きても、個人の責任とされることが多いことは理解しておきましょう。

長い期間働けないことが多い

一般的に派遣社員は同一の勤務先で長い機関働くことはできません。同じ施設では最長3年などと定められています。

自分の理想の職場を探すのに奔走することもできますが、理想の職場が見つかったとしても、原則的に数年後にはその職場を後にしなければなりません。

常に自分が理想とする職場が存在するとも限りませんから、落ち着いて仕事を楽しみたいという観点からはいつまでたっても安定しないのかもしれません。

部外者扱いされるストレス

女性ストレス

派遣社員はあくまでも一時的に働きに来ている身であり、外部からやってきた保育士という立場に変わりありません。すべての職場で言えることではありませんが、部外者として扱われ、職場になじめないケースもあります。

正社員や非常勤職員、パートやアルバイトはその保育所に雇われているわけですから仲間意識も強くなります。

一方で派遣社員はよそ者なので、「その保育所を本当に良くしようと思っているのか疑問に思う」とか、「何かあったらすぐに辞めるのではないか」といった理由から仲間外れにされる恐れは少なからずあります。

また、正社員に比べて責任の任される度合いは低くなります。業務に制限がある場合が多いので、自分の能力を十分に生かせないストレスに直面するかもしれません。

保育士は子どもたちを相手にし、多くのエネルギーや心の余裕を必要とする仕事です。ただでさえストレスや緊張があるのに、職場の人間関係や連携においてストレスを大きく感じるようでは本来の業務に支障をきたしてしまします。

ただし、最近では派遣の保育士も増えてきていますし、仕事に対する真剣さが周りのスタッフにも伝われば、部外者扱いされることはまれだと思われます。

キャリアアップできない

派遣社員として働くことを選んだのであれば、それほどキャリアアップは望んでおられないと思います。

念のため書いておきますが、将来的に主任や園長先生などの立場を望んでいるなら、派遣社員として働くことはおすすめできません。雇用形態上、キャリアアップは望めないからです。

キャリアアップを期待するなら、正社員として就職することを目指しましょう。もちろん、派遣社員からキャリアをスタートし、理想の職場を見つけたのであれば、その保育所にどうにか正社員として就職してキャリアアップを望むというのもいいかもしれません。

派遣社員を選ぶ保育士が増えている理由

子どもたち

保育士の派遣社員として働くメリットとデメリットを紹介してきました。上記の要素を考慮し、派遣社員として働く保育士が増えているのはなぜなのでしょうか。その理由を詳しく説明しましょう。

理想の職場を求めて

大企業のと保育所の職場環境は全く異なります。大きな会社で働いた経験があるなら、その違いに戸惑ってしまうかもしれません。特に私立の保育所などは家族経営のような雰囲気の職場も多いです。

園長先生や理事長など、その保育所のトップが実権を握っておりワンマンな保育所も存在するのが事実です。大げさに言うとその保育所のトップが常識や法律になってるような偏った職場もあります。

もちろん、多くの保育所が健全な保育と経営を行っていますが、労働条件、雇用条件、倫理的な観点、精神論など、一般的な考え方とはかけ離れた世界を作ってしまっている保育所もあります。

そんな保育所の正社員になると、生き残っていくためにはその風土に自分を染めるしかなくなります。働きにくい職場で自分を訓練し、保育士としての能力を磨くのもいいかもしれません。

しかし、視野を広く持ってほかの保育施設の話を聞いたり、実際に見学してみると、自分の職場と全く違う保育をしていることに気づくかもしれません。そういったときに、一旦その職場を辞めて働きやすい職場を探すという選択肢もあります。

「ストレスを抱えず、自分が働きやすい職場で働きたい」という願いから、派遣社員を選択する保育士が増えています。

職場への適性を確かめるために

保育園

保育士の派遣先は一般的な保育所だけでなく、企業内保育所、認可外保育所、福祉施設など様々です。保育する子どもたちの年齢によっても行う仕事は異なってきます。一口に保育士と言っても、活躍できる場所は様々です。

一度正社員として就職してしまうと、その他の形態の保育はほとんど経験できなくなってしまいます。自分がどのような環境に適しているのかがわからない場合、派遣社員として様々な職場で経験を積むのもひとつの手です。その上で自分にその職場があってるのか判断することができます。

保育士不足と言われている昨今、職場の都合に自分の都合を適応させた派遣社員という働き方を選択肢に入れることができれば、転職活動の幅は大きく広がります。

紹介予定派遣があるから

保育士の派遣社員で働くメリットでも触れましたが、「紹介予定派遣」を利用できるという点で、派遣を選ぶ人が増えています。

紹介予定派遣とは、派遣終了後に、正規雇用してはどうですか?と派遣先に紹介することを前提で働いてもらうことです。正社員として採用したい保育所側はどんな人材なのか一定期間観察できますし、働く保育士としても職場が自分に合うか確かめて就職できるというメリットがあります。

保育士として働いている人に限らず、結婚や出産、その他の事情で仕事を離れることになることはよくあります。その後、再度仕事を始めるとき、自分で時間や勤務日数を選択できる派遣なら、自分のペースで無理のないところから仕事に復帰することができます。

万が一職場の雰囲気が自分と合わなくても、契約を守りつつ、ある程度のところで見切りをつけて新たな職場を探すこともしやすいので、派遣を選ぶ人が多くなっています。

まとめ

保育士として仕事をするのなら、正社員でも、派遣社員でも、子どもたちの未来を担っているという点では少しも変わりはありません。

派遣社員なら正社員より、いくらか責任が軽く、任される仕事も少なく、残業も少なくて済むかもしれません。しかし、だからといって子どもたちが関わる仕事において手を抜いていいわけではありません。

雇用形態にかかわりなく、真剣に子どもたちと向き合うことを前提として、自分のライフスタイルに合った働き方を選んでください。

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