地方の保育士は収入が低い!地域格差を感じる理由!!

地方の保育士は収入が低い!地域格差を感じる理由!!

おなじ保育士の資格を持って働いているとしても、どこで働いているかということで、収入なども違いがある、というのは当然です。地方では少子化の影響を受けていたりしまするので、都市部とは事情が違ったりします。今回は地方の保育士事情と収入に関してまとめてみました!

地方の保育士事情

地方の保育士事情

おなじ保育士の資格を持って働いているとしても、どこで働いているかということで、収入なども違いがある、というのは当然です。保育園とはいっても、公立なのか、私立なのかという違いもありますし、保育園にはそれぞれの方針などもあって、働く場所によって、給料も違えば、待遇が変わってきてしまうこともしばしばです。

しかし大きく分けて、都市部で働いている保育士さんへの待遇や給与と、地方で働いている保育士さんのそれが、全然違うということがあるようです。

今では保育不足とか、待機児童の多さというものが社会問題の一つとなって取り上げられることがありますが、その問題を抱えているのは都市部であり、地方では逆に少子化の影響を受けていたりします。それで、もちろん求人も都市部ではたくさんあっても、一方で地方ではリストラされている保育士さえいるのです。

それで、保育士と一言で言っても、都市部と地方では待遇や環境にだいぶ格差があるな~、と感じている方も多いようですね。

では、都市部と地方では、どんな違い、格差があるのでしょうか?今回は、3つの地方格差について調査してみたいと思います!

地方の保育士の収入は低い!?

保育士という仕事は、お仕事をしている家庭や何らかの事情で保護者が保育できないような子どもたちを預かり、その健康や成長を見守るお仕事です。どこで仕事をしていても、その責任の大きさや保育士としての誇りを持てる、という点では変わらないと思います。

現在では、保育士不足ということが話題となり、いろいろな形態の施設によって、様々な保護者のニーズに合わせたサービスを提供できるようになってきています。その分、保育士としてのやりがいや、給与の面でも待遇がよくなっているところもあるでしょう。

でも、一般的に言って保育士の給料というのは、とても低いと言われています。保育士の仕事は、朝早くから夜遅くまである長時間労働であり、さらには仕事量も多いことで有名です。

子どもたちの命を預かっているわけですので、やはり責任は大きく、子どもたちがいる時にはひと時も目を離すことができません。そのうえで、プリントづくりや日誌、そして製作物など、事務仕事もたくさんあるのです。それで、残業や持ち帰りの仕事があるのが当たり前、とも言われています。

そんな保育士の給料ですが、厚生労働省の調査では2015年の保育士の平均年収は約323万円ということでした。これは、公立保育園などで働いている公務員としての保育士を除いての平均ということで、民間保育上で働く保育士の年収をもとに計算されています。

323万円ということだけ見ても、保育士の年収は低いということで取り上げられます。月にすると収入は約22万円ということです。平均年齢が35歳ということを考えると満足できない、という声が上がるのが当然なのではないでしょうか?。

厚生労働省が主要産業129職業の平均年収について調査した統計によると、全129職種の平均年収は約489万円ということでした。

やはり、全体で見ても保育士の年収は少なく、その仕事の大変さには見合っていないということが現実です。しかし、もっと詳しくこの平均を調べてみると、なんと低賃金という問題だけでなく、この賃金に関して地域間格差がかなりあることが分かっています。

例えば、西日本新聞が試算した結果、保育士の平均年収の最低額として鳥取県では201万円となっています。一方で一番高い結果が出たのが愛知県で383万円です。なんと、この二つの県の間には、同じ保育士でも180万円の年収の差があるのです!

西日本の中だけでも180万円って…、これはちょっとさすがに地域間格差がありすぎではないでしょうか!?

それで、保育士の年収額が少ない地方で働く保育士さんたちからすると、全国平均の保育士の月給22万円もうらやましい、というくらいの実情だったりします。東京とか都市部では、月給が22万円ほどというのは普通ですし、それ以上だったりすることもあります。

実際に、保育士の平均給料で一番高いとされているのが東京都です。2016年の時点での報告によると、東京都の保育士の平均年収は470万円でした。全国平均よりもおよそ150万円も高いんですよね!

しかし、なんと地方の田舎で保育士をしている人たちは、正社員として働いているとしても月給が15万円ほど、ということもあるのです。保育士の資格というのは、全国どこでも通用するのですが、働く場所、地方によって、これだけの給料の差があるというのは、やはり地方格差を感じてしまうでしょう。

そして、都市部ではとくに、待機児童が多く、保育士不足が嘆かれているということから、人材を確保するために、なんと保育園側が保育士の家賃まで支払ってくれるというような、好待遇があったりするようです。まあ、都会は家賃も高いので、そのような支援がなければ保育士としての仕事をそこで続けるのは経済的に難しい、ということもあるのかもしれません。

まあでも、常に保育士を必要としているような場所では、保育士への待遇が改善されつつあるのかもしれませんね。そして、先ほど見たように給料も高いということで、都会に出て保育士をしようと、上京する人たちも多いみたいです。

特に最近増えている企業内保育所などで働くと、そこの企業の職員という扱いを受けることができ、かなり手厚い福利厚生を受けられるということもあるようです。

おなじ保育士としての仕事を持っていて、同じくらいの勤続年数なのに、働いている地域によって年収が180万もの違いがあるとしたら、やっぱり低い人たちのモチベーションは下がってしまいますよね。

地方のある保育士さんたちにとって、年収が300万以上なんてすっごくうらやましくて、自分の年収は200万ほどしかない、なんてこともあるようです。東京都では470万円ですからその差は、信じられない程ですね・・・。

正社員として働いているにも関わらず、そこまで差があるとなると、もう都会に行って仕事をしようかなって考えたくなるかもしれませんね。

保育園に子どもがいない!?

待機児童問題ということがニュースになって、保育園に子どもを入れたいのに受け入れてもらえない、という保護者たちの悲痛な声が聞かれています。しかし、これって全国どこでもそうなのか、というとじつはそうではありません。

そもそも、待機児童というのは、保育園に入所申請を出していて、入所条件を満たしているにも関わらず入所できない状態の児童を意味しています。では、どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

それは、入所したい子どもの数に比べて、保育園が少ないということが原因です。少子化のこの時代に、そんなことが起きているのは、都市部だけです。

実際、2017年の時点で、待機児童は全国26000人以上いる、ということが厚生労働省の発表でわかりました。その数は前年と比べると2500人以上も増えています。そして、その数のおよそ3分の1である8500人ほどは、東京都にいるのです。

東京都に約3分の1の待機児童がいて、その次に多いのが沖縄県です。沖縄では約2200人以上がいて、全国の中で8.6%を占めています。その次が千葉県、そして兵庫県というようになっています。

もっと細かく調べれば、どの地方自治体で特に多いのかということもわかるのですが、それらを見ると、結局待機児童問題というのは、限られた一部の自治体に集中しているということがわかります。そのようなところでは、今でもまだまだ保育園が必要とされていますし、保育園が増えれば保育士も必要とされることとなります。

一方で、地方ではどうなっているかというと、少子化の問題が深刻化していて、保育園は定員割れ、新しい園児が毎年数人しか入所しない、というような状況になっています。それで、結局閉鎖に追い込まれている園もあります。

つまり、全国的に見れば保育園が余ってしまっている、という状態のところも多いようです。それで、保育園に子どもがいない・・・ということで、保育士さんたちの数も減らされてしまうこともあります。

保育士というのは、子どもの数によって決められます。年齢によって違いますが、保育士1人で何人の子どもを保育できるか、ということが法律で決まっているからです。それで、子どもの数が減れば、保育士の仕事もなくなってしまうのが当然です。

保育園の経営というのは、人件費が主なので、園に子どもたちが入所してこないとなると、保育士がカットされるわけです。それで、結局リストラされたということもあります。しょうがないことですが、この現実も都市部と地方での保育士の境遇に大きな差がありますね。

園児を増やしたいと思っても、そればっかりは何ともできない点でもありますし、園児が減っていくと少人数で運営していくしかなくなる保育園も増えて、その分ひとりで責任を兼任することとなり、変わりの人がないというような、1人の負担が大きくなってしまう、という問題もあります。

少子化ということで、保育士の需要の格差がかなり出ているというわけですね。

キャリアアップができない!?

地方で保育士をしている人が感じる格差には、地方ではキャリアアップができない!という不満もあるようです。

キャリアアップ、つまりもっと保育士として成長したい、とかレベルを上げたいということです。それで、転職をしてもっと自分の可能性を広げたり、高い地位や今よりも高い給与の職場に移動する、ということを考える人は少なくないでしょう。

もちろん、キャリアアップをするために、必ずしも転職が必要というわけではないでしょう。今自分の目の前にある仕事でもっと成果を出すことや、もっとスキルを上げること、上の立場を目指すことなど、仕事の成果を高めるために工夫したり、努力したりすることはできます。

しかし、新しい環境でもっと自分の可能性を広げたいとか、もっと上のポジションへの転職をしたい、という場合に、地方ではそれがなかなか難しいといえるでしょう。

というのも、そのようなキャリアアップのために職場を変えたいと思う場合、そもそも求人がなければ話になりません。あなたが「もっとこうなりたい」、「こうゆう仕事をしたい」というように、自分の仕事への挑戦意欲や理想があるとしても、そのような仕事を実現できるような場所がないとしたら、どうしようもないわけです。

それで、結局キャリアアップしやすいのは求人が多い場所ということになり、都市部などになるわけです。例えば、英語教育に力を入れている施設で保育士として働きたいと思っているとして、都心ではそのような方針を持つ施設はたくさんあると思いますが、地方では比較的少なく、結局、職場を選べないということがあるかもしれません。

それで、選択肢が多く、自分の志望条件によりあった求人を見つけたいと思うならば、やはり求人が多い都市部に移動するほうが有利になるわけです。

保育園自体が少なくなっていたりする地方では、少数の保育士で保育園を運営していたりして、転職するのさえ難しいということも多いです。もちろん、今いる職場で自分の仕事の成果を上げようとすることもできると思います。

ただ、いろいろな職場で働きたいとか、方針や取り組みの違う施設で働いていきたい、もっと自分の可能性を広げたい、という場合に、キャリアアップを叶えるための選択肢が多いのはやはり都市部であり、地方では限界があることを感じている人たちもいるでしょう。

地方で保育士として働くメリットとは??

地方の保育士

このように、地方の保育士の収入は低いことや、子どもが少なくなっていることで保育園自体の経営も難しくなっていたりすることなど、保育士として働くことは同じだとしても、地方と都市部とでは、環境や待遇というものが全然違うことがわかります。キャリアアップを目指している人にとっても、地方ではなかなか自分の理想を実現しにくい、ということもあるようです。

ということで、地方で働くよりも都会に出て行った方がいいのでは!?と感じる保育士さんたちもいるかもしれません。

確かに、都心で保育士として働くことには、それなりのメリットがあります。求人の数は圧倒的に多いし、自分のスキルを活かした職場や理想の保育が実現できるような職場を見つけやすいといえます。

求人の選択肢が多い分、自分の条件や希望に合った職場を探しやすいのです。転職したい、と思ったときに比較的簡単に転職先を見つけることができるでしょう。

そして、お給料も地方に比べると1,2倍ほど高いという報告もあります。

でも、地方で働くということは、デメリットばかりでもありません。地方には地方なりのメリットもあると思います。

例えば、都心はお給料が高いとはいえ、生活費も高くなりますよね。家賃だって倍以上だったりします。家賃に同じ金額を出すとすると、都心では小さなワンルームにしか住めないかもしれませんが、地方なら何部屋かあって、駐車場もついているということもあります。

それに物価も比較的安いということもあります。それで、全体的に見れば都心で暮らすよりも、地方で暮らす方が生活費は節約しやすい、ということもあるでしょう。

さらに、通勤ラッシュからの解放というのも地方のいいところですね。毎日朝の通勤ラッシュで疲れるということはありません。

そして、田舎の保育園で働くと子どもたちや保護者との距離が近くなる、という点でメリットもあり、人間関係が築きやすく、近い存在として働けるということがあります。子どもたちと近い距離で接することができるので、より子どもの成長を喜べるようになるかもしれませんね。

それに、子どもたちが卒業した後にも、繋がりが続くといううれしいこともあります。子どもたちが地元の学校に通い、その地域で成長していく様子を知ることができるのです。

保育園の外で見かけると、「先生!」と言って声をかけてくれたり、自分の制服姿を見せに来てくれたりと、自分の保育してきた子どもたちがどんどんと立派になっていく様子を見て、本当に充実感や誇らしい気持ちになることができるでしょう。保育士になって園に戻ってくるという場合もあります。

そして、都会よりもプライベートを充実させやすいというメリットもあるようです。それは、やはり生活費が安いということと、時間がゆっくりと流れているということで、プライベートの時間も取れる、ということもあります。

都会であまりにもあわただしい毎日を送り、それに疲れてしまった人が田舎に来て保育士として働くということもあるようです。

それで、地方の田舎には田舎なりのメリット、というものもあるんですよね。

ただ、やはり給料の面や、福利厚生が整っているかとか、様々な活躍の場が開かれているか、といった点で見ると、都会と地方では格差があるな~と感じるのはしょうがないことでしょう。

それで、自分の求める生活スタイルや、保育士としてのこれからを考えた時に、どこで働くことがプラスになるのかということを比較検討していきたいですね。

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