外遊びの種類やネタ・保育士として気をつけるべきことを徹底調査!

外遊びの種類やネタ・保育士として気をつけるべきことを徹底調査!

外での遊びは子どもたちもみんな大好きな遊びです。保育としても、とても重要で大切なお仕事です。今回は外遊びにフォーカスして、遊び方のネタや気をつけるべき点をまとめました!

子どもを外で遊ばせよう!保育士の仕事と外遊びについて

お外で遊ぶ子ども

戸外での遊びは子どもたちにとって、みんな大好きな遊びです。そんな「外遊び」ですが、保育としても、とても重要で大切なお仕事なんです。

子どもたちの体力低下や、小学校での学級崩壊が話題になっている近年ですが、原因の一つに、外遊びや身体を使った遊びの機会が減っていることなども挙げられています。

保育園での外遊びの狙いは?いつ外遊びにいくのがいいの?外遊びではどんなことをするの?外遊びではどこへ行くの?外遊びでの注意点は?

今回はそんな外遊びについて色々と調べて、子どもに外遊びをさせるべき理由があることと、子どもの外遊びの方法の情報を、ご紹介しますので、保育士さんの毎日のお仕事の中でもぜひお役立てください。

子どもの体力低下の原因となっているのは?

土遊び

子どもたちを取り巻く環境には、以前と比べると大きな変化が起きているようです。それが子どもたちの体力低下に繋がっている1つの原因ともいえるとのことです。

生活が便利になればなるほど子どもたちの生活全体が、日常的に体を動かすことが減少してしまうという方向に変化しているようです。また、スポーツや外遊びをしたりするために不可欠な要素である空間、時間や仲間が減少したということも挙げられます。

他にも、発達段階に応じた指導ができる指導者がいないということや、学校の教員については、教員の経験不足や専任教員が少ないこと度によって、子どもたちが楽しく運動できるような指導の工夫が不十分であるということが挙げられるようです。

このように、昔と比べて、子どもたちが身体を動かす場所や機会に恵まれないという状態にあるので、その結果、子どもたちの体力が低下しているということです。

また、小学校では授業に集中することができない、先生の指示を聞くことができないなど、勉強にもついていくことができない子どもも増えてきているようです。現代の子どもたちには、体力の低下だけではなく、集中力の低下という問題も起きてきているということです。

保育園での子どもの外遊びの狙いは?

たんぽぽ

現代の子どもたちの心身に何かの問題が起きているということが、厚生労働省の保育所保育指針のなかには、周囲のさまざまな環境に好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れる力を養う、ことの大切さについてや、季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く、ということも大切なことというように取り上げられています。

では、その外遊びにはどんな狙いがあるというのでしょうか?

1つには、子どもは、屋外で得られる五感の刺激によって、脳を活性化させ大きく発達させます。

どのように五感を刺激することができるのでしょうか。ある資料によるとこのようなものがあります。

「白い雲が泳ぐ水色の空、柔らかく肌にあたる風、風にそよそよと揺れる枝葉、香水とは違った花のいい香り、土や草のニオイ、家を飛び出して外気に触れた赤ちゃんは、五感をフル稼働させて、自然を味わい尽くします。外に出て、太陽光を浴びたり、風を感じたりすることは、見ること聞くこと以外の刺激もたくさん受けられます」と、このように表現されています。

また、発達心理学で有名な実験でも、「猫の赤ちゃんを数か月、縦縞だけしか見えない環境で育てると、そのあと別の環境へ出ても横縞に反応しなくなる」とか、「生まれてから3か月以内の猫の赤ちゃんの片目を覆って育てると、覆われていた側の目は、そのあと覆いをとっても光刺激に反応しなくなる」というようなものがあります。

このような実験の結果を見てみると、「脳が大きく成長する幼少期には、積極的に外へ連れて行って、できるだけさまざまな環境のもとで、多種多様の刺激を与えた方が良い」ということが言えるのではないでしょうか。

普段保育園の中では触れることのできないものを、外遊びに出かけることによって、子どもたちは視覚や聴覚、触覚といった全身の感覚を養うこともできるのです。四季折々の自然の中で、街並みを観察したり、植物に触れ合ったりして、そこで生活している人たちの変化を身をもって感じられることで、子どもたちの人格形成に良い影響を与えるということが分かります。

2つ目に、外遊びの狙いにはどんなものがあるでしょうか。それは、子どもたちの体力がつくということが挙げられます。

幼少期の身体の基礎ができあがっていく大切な時期に、室内だけで遊ばせておくよりも、できるだけ多種多様な環境に触れさせておくのは、子どもたちの体力づくりをしていく上で非常に大切なことといえます。

ある参考資料によると、「子どもたちは、外遊びをすることで五感を刺激したり、雑菌への抵抗力を身に付けたり、日光を浴びることによってビタミンDの形成が促されたりと、外遊びには身体が丈夫になるという要素がいっぱいです。また、肺機能が高まって皮膚が強くなったり、骨が丈夫になったり、風邪などに対する免疫ができ、風邪をひいても治りやすいなど、強い身体を作ることができるのです。」と述べられています。

保護者や保育士にとってみると、はじゃぎ回ったり、泥んこになって遊ぶ子どもたちを追い掛け回し、お世話するのはとっても大変なことです。ですが、子どもたちの将来の丈夫な身体や、豊かな人生経験のためには、できるだけ子どもたちのことを受け入れてあげたいものです。

3つ目にはどんなことが挙げられるでしょうか?外遊びによって、生活のリズムが整うということです。

一般に午前から昼間にたくさんの太陽の光を浴びることで、夜に自然と眠くなるホルモン「メラトニン」の分泌量が増えるので、それによって寝つきが良くなると言われています。

近年は、大人であっても子どもでも、頭ばかり使って身体はなかなか使わない傾向というのが強くなっています。外遊びをすることで、たっぷりと身体を使って、適度に身体を疲れさせておくことで、頭と身体のバランスをとることができますので、健康的な時間に心地よい疲れに襲われて、パタッとぐっすり眠りにつくことができるのです。

子どもと遊ぶ

4つ目には、外遊びによって子どもたちは社会のルールを学ぶ機会になります。子どもは、色々な経験を通して自分の身を守るルールを身に着けていくことができます。安全な行動の仕方を学ぶことができるのです。

例えば、信号が赤や黄色の時に渡ったら危険なので、青のときにだけ渡ることや、横断歩道を手渡るときは、子どもは小さくて車から見えにくいので、手を挙げて渡ること。また、足場の悪いところで走ってしまったりすると転びやすいので、気を付けて歩くこと。火は熱くて触るとやけどをするので、気を付ける。キレイな植物でも鋭い葉っぱの中には、不用意に触るとけがするものもあるので気を付けること。公園にある木製の遊具からはトゲが出ていて刺さったりするものもあるので気を付けること。子どもだけや一人で水場に近づくと危ないこともあるので必ず大人の人と行くこと。などです。

ほんの一例ですが、このような経験を重ねていくことで、小さな失敗やけがなどを繰り返しながら、その中で子どもは自分で自分の身を守りながら行動する方法を学んでいくことができるのです。

外遊びすることで、コミュニケーション力や文化的教養力を身に着けることもできます。外遊びでは、いつもと違うお友達や、年齢の異なる子どもたち、親や先生以外の大人たちと関わる機会が増えるので、このような機会を通して、コミュニケーション能力を向上させていくことに役立てていくことができるのです。

ある調査結果によると、小さいころに海や川に出かけて行き泳いだり、夜空の星を眺めるというような自然体験をたくさん経験した子どもほど、大人になってから年令の離れた人たちとも上手に会話することができるようになるという報告がなされています。他の人との触れ合いにより、「自分はひとりで生きて行っているのではなく、自然や地元の地域や、地域の人たちとの関係の中で生きている」という感覚が自然と育まれるようになり、人や地域と関わる機会を大切にする態度も身についていくのかもしれません。

5つ目には、前頭葉が発達して集中力のアップに繋がるようです。

近年、授業中にじっとしていることができずに歩き回ったり、集中力を持続させることができなかったり、いつもそわそわキョロキョロして落ち着きがない子どもたち「前頭葉そわそわ」型注意散漫の子どもたちが急激に増えていることが問題になっているようです。この結果には、大脳にある前頭葉の発達が大きくかかわっているようです。

前頭葉の働きが最も未熟で、集中することが苦手よいう「前頭そわそわ型」は、1969年には、小学校入学時の子どもの2割程度でしたが、1990年代後半には5~6割程度になり、2008年には7割程度にものぼっているようです。このデータをもとに、前頭葉を発達させるのには、身体を使った遊びや外遊びが有効だということが説明されているようです。

子どもたちの集中力の不足や、小学校の授業についていくことができないなどの問題の多くは、保育園や幼稚園のうちに身体を使った遊びや外遊びをたくさんしておくと、ある程度防げる可能性があるということが分かりますね。

それに加えて、外遊びによって子どもたちの思考力や想像力をつけるのにも助けになるようです。それは、外遊びをすることによって、身体全体を使って世界を感じ取ることや、考えたりイメージしたりする中で、自然に思考力や想像力を身に着けていくことができるのです。

例えば、ある資料によると、公園でかくれんぼや缶けりをしている時に、子どもたちは空間認識力というのを使っています。木登りは、縦方向の動きが入るので、「どの枝にどのように手足をかけて登るか」を考えると、登る過程で、体全体で立体を把握することができます。また子どもたちに魚を捕らせると、子どもたちは「どうすれば、魚がたくさん捕れるのだろうか」ということを自分で考え始め、遊びながら試行錯誤力や発見力を鍛えていく、とあります。

このように外遊びによって、子どもの成長に役立つ様々な力を身に着けることができるというわけです。

どんな種類の外遊びがあるか?

水をあげる

公園など屋外でする遊びにはどんなものがあるでしょうか?

だれもが知っていて、みんなで楽しめる代表的な外遊びといえば、「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」、「だるまさんがころんだ」などがあります。では、「鬼ごっこ」と「だるまさんがころんだ」の遊び方のアレンジについて見てみましょう。

まず、鬼ごっこのアレンジを見てみましょう。

氷鬼…氷鬼は、鬼ごっこの鬼にタッチされてしまうと氷のように固まって動けなくなってしまいますが、仲間にタッチされると動けるようになるというルールです。

色鬼…色鬼は、鬼が指定した色のものに触っている間は、鬼につかまらないというシンプルなルールの鬼ごっこです。

バナナ鬼…バナナ鬼は、鬼にさらわれるとバナナにならなければならないという鬼ごっこ。バナナになるために頭の上で手を合わせてちょっと斜めになるというルールです。可愛い鬼ごっこですね。

他にも、「高鬼」や「木鬼」というような様々でバリエーション豊富な鬼ごっこがあり、外遊びにおススメの遊びです。

だるまさんがころんだのアレンジです。

うさコロ…基本のルールはだるまさんがころんだと同じで、ただ鬼以外の子どもがウサギのように両手を頭の上でウサギの耳のように立てながら、ピョンピョンと飛んで鬼に近づくというものです。

だるまさんの一日…だるまさんがころんだの、「ころんだ」という部分を生活の出来事、たとえば、「自転車に乗った」という風に言い換えて、鬼が振り返った時に鬼以外の人がその動作をするというルールです。その時に、動作が間違ってしまったら、それもアウトになります。

他にも、「だるまさんあがおどった」とか、「おまめさんがころんだ」といったものがあります。

鬼ごっこと同じ部類と言われるのかもしれませんが、しっぽとりもアレンジ次第で小さな子どもから、小学生まで遊ぶことのできる楽しい外遊びの一つです。ただ、みんなでしっぽをつけてそれを取り合うだけというシンプルなゲームですが、これが意外にみんなにハマってしまうという楽しい遊びです。みんなで自分のしっぽを自作して遊ぶのも面白いかもしれないですね。

他にも、インターネットで調べてみると、外遊びをたくさん紹介しているサイトが色々とありますので、それを参考にして、子どもたちと楽しい時間を過ごすのに役立ててみるのもおススメです。

外遊びで気を付けるべきこと

シャボン玉で遊ぶ子ども

外遊びは、子どもたちも大好きなので、たくさん遊びに出かけたいところですが、注意すべき点もあります。

その一つは服装です。けがをしたりする危険や、お散歩や公園の行き帰りの道路などで、クルマに気をつけなければならないのはもちろんですが、それ以外にも子どもたちの服装についても注意が必要になります。冬はある程度の厚着も必要になりますが、外遊びをすると汗をかくのでそのあとに冷えてしまうと、風邪を引きやすくなってしまうので注意が必要です。

特に夏の場合は、熱中症や日焼けに注意し、気を付けなければなりません。外遊びの際には、帽子を必ず着用するようにし、日焼けの対策として薄着でも袖のある上着を着用させるようにできるでしょう。間違っても、上半身はだかで遊ばせるなんてことは避けなければなりません。また靴も、必ずスニーカーなどの運動靴を着用するようにし、サンダルなどの脱げやすい履物は避けましょう。

また、水分や塩分の補給も忘れないようにします。子どもは自分の体調を上手には把握できませんし、体調が変化してもそれをうまくは伝えることができませんので、保育士が子どもたちの不調のサインを見逃さないようにすることが大切になってきます。帽子をかぶらせたり、水分補給をしっかり行うことができるようにし、熱中症対策をしっかり心がけるように保育士は注意しておかなければなりません。

他に注意すべき点として、子どもたちが外遊びの際に楽しく遊べているかにも気を配ることは必要です。

子どもたちの中には、運動が得意な子もいれば、苦手な子もいるわけですので、そんな遊びをするかということも、その辺を十分考慮して、考えてあげることも大切になってきます。例えば、鬼ごっこをしたりして体を使う遊びをしたら、そのあとは、虫や花や草を見たり砂場で遊んだりする、というように出来るでしょう。

どんな子どもたちでも公平に楽しむことができるように、保育士がきちんと仕切ってあげることは大切になってくるでしょう。

そして、危険を事前にチェックしておくことも、外遊びの際に気を付けるべきことです。

公園など、保育園から離れた場所へ移動するときには、行きや帰りの道で自動車や自転車に気をつけなければなりませんし、公園の遊具などでけがをすることも十分にあり得ますので、注意が必要になります。

夏の公園で意外に危険といわれているのが、鉄製の遊具でのやけどです。真夏日の午後などは特に遊具の温度が高くなってしまいます。公園で遊ぶ際には、時間帯にも注意を払う必要があります。

さらに外部に出るにあたっては、不審者が出る可能性ということにも、気を配っておく必要があります。事前に危険な場所をリサーチしておくことで、危険を回避出来る確率は上がりますので、調べておくことができるかもしれません。

まとめ

湖で遊ぶ子ども

外遊びのお話をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

四季折々の季節を感じることができ、子どもたちの情操教育にも、体力づくりにも良い影響を与える外遊びですが、準備や気配りをすることは保育士にとっては大変かもしれません。しかし、外遊びは保育士にとって重要なお仕事の一つです!

ぜひ子どもたちと一緒に外遊びに出かけて、楽しんでみてくださいね!

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