派遣で働く保育士さんのメリットとデメリットを知ろう!

派遣で働く保育士さんのメリットとデメリットを知ろう!

人材紹介サービスなどから派遣されて勤務する保育士さんを”派遣保育士”なんて呼ぶこともありますが、派遣で働くという雇用形態にはどんなメリットがあるのでしょうか?派遣という雇用形態について詳しくご紹介しながら、派遣保育士として働くことと正社員やパートなどの雇用形態との違い、さらには待遇面やお給料面ではどのようなことが期待できるのか、ということなどを調査してみたいと思います。

派遣で働く!保育士さんの働き方

派遣で働く保育士さん

保育士として就職を考える際に、どこで働くかということだけでなく、どのような雇用形態で働くか?という事も一つの悩みとなることがあります。例えば、保育士として働くとはいっても、正社員としてだったり、あるいはパートやアルバイトといった時給制で働く場合もあります。そして、派遣として働くというケースもあります。

人材紹介サービスなどから派遣されて勤務する保育士さんを”派遣保育士”なんて呼ぶこともありますが、派遣で働くという雇用形態にはどんなメリットがあるのでしょうか?そして、逆にどんなデメリットがあるのかも気になります。

それで、このまとめでは、派遣という雇用形態について詳しくご紹介しながら、派遣保育士として働くことと正社員やパートなどの雇用形態との違い、さらには待遇面やお給料面ではどのようなことが期待できるのか、ということなどを調査してみたいと思います。

派遣で働くとはどうゆうことか

最近、一般の会社でも正社員としてではなく”派遣社員”として働く人たちも多いですよね。「あの人は派遣さんだよ」とか、「派遣労働者だから・・・」と言っているのを耳にすることも多くなりました。

でも、そもそも”派遣さん”ってどんな立場の人なんでしょうか?おおざっぱに言うと、派遣社員の人というのは企業側と直接雇用関係にあるのではなく、人材派遣会社との雇用関係を持っていて、その人材派遣会社で社員として働いている人たちのことです。

それで、その人たちは派遣された企業で実際に働くわけですけど、その人のお給料や福利厚生、さらに勤怠管理というのはすべて人材派遣会社が行います。それで、企業側というのは、派遣社員に対して指揮や命令を出すけど、実際にはその会社の社員として直接雇用されているというわけではありません。

この点で、契約社員というのも混同されやすい立場ですけど、契約社員は企業側に直接雇用されている立場なので、”派遣”ではありません。

このような人材派遣という雇用形態というのは、1986年に施行された浪々派遣法によってスタートしたものです。企業にとっては、必要な時に必要な人材を確保できること、それも正社員を雇用すると保険だとか、福利厚生の面での費用負担が出てしまいますし、解雇制限といった労働基準法に準ずる必要がでるのですが、派遣ならばそのような負担を負う必要なく人材を雇用できるということで、かなりメリットがあるのです。

そして、派遣社員として働く側の人も、正社員のような業務をしたいけど、勤務時間はパートくらいの時間に限定したいとか、自分の希望に合うような働き方ができるといったメリットもあります。

そうゆうことで、派遣社員という人たちが様々な企業で働いているというわけです。

そして、保育業界でも様々な雇用形態があり、その1つが”派遣保育士”という働き方です。これは今注目されている保育士さんの新しい働き方の1つです。保育士にとっても、派遣される園にとっても様々なメリットがあります。

派遣保育士も、他の派遣さんたちと同様、人材派遣会社に雇用されている立場となります。それで、みなさんの周りの保育園で働く保育士さんの中にも、派遣保育士さんがいるかもしれませんが、その人たちは園と直接雇用関係にあるわけではないのです。

それで、派遣会社と労働者は、労働契約をしていて、お給料などの支払い、福利厚生の適用も派遣会社がします。さらに、就業条件の交渉なども行ったり、研修を設けたりすることもあります。

一方で、労働者と派遣先となる保育園との関係というのは、労働者は園で勤務し、園は労働者に対して業務指揮命令を出しますけど、直接の雇用関係ではないのでお給料は支払いませんし、福利厚生なども適用する必要はありません。

そして、人材派遣会社と保育園などの派遣先というのは、派遣契約という繋がりを持っています。

このような、保育士という労働者、人材派遣会社などの派遣元、実際の職場となる保育園などの派遣先という3つの立場があって成り立っているのが、”人材派遣”という雇用形態なんですね。

派遣の様々な形態と流れ

人材派遣にも、一般派遣と、紹介予定派遣、さらには特定派遣といったものがあります。

一般派遣というのは、一般に登録型派遣とも言われます。一般派遣では、働く意思を持つ人が派遣元から仕事の紹介を受けます。そして希望の職場(派遣先)での派遣が決定したら、派遣会社との雇用契約を結ぶこととなります。

もし、勤務先でのお仕事が終了して、次の派遣先が見つからない場合(つまり勤務先との派遣契約が終了した場合)、派遣会社との雇用契約も終了します。

紹介予定派遣は、派遣先の職場との正社員雇用を前提として、一定の期間派遣社員として働くというかたちになります。最初の雇用形態は、一般派遣と同じで、派遣会社と労働者が雇用関係にあります。

しかし、派遣先が将来労働者を正社員として雇用することが前提としての派遣となりますので、最大6か月、派遣社員として働くというルールがあります。これは、保育園や一般の会社などでも、就業してから最初の数か月は”試用期間”として雇用されることがあるのと似ていますね。

それで、紹介予定派遣の期間は派遣会社がお給料を払い、そして待遇面でも派遣会社の規定に基づくものとなります。しかし、予定期間が終了した時に、保育士と派遣側となっている保育園等は、双方の合意があった場合に、直接の雇用に切り替わることとなります。この時点で、労働者である保育士の雇用主は、派遣会社から実際に勤務している保育園等に変わり、勤務先の正社員として働く形になります。

そしてもう一つ、特定派遣というものがあります。特定派遣というのは、派遣会社が社員を雇用して、案件ごとに社員となっている人をクライアント先に派遣するという形です。それで、派遣先の職場での派遣契約が終わったとしても、労働者と派遣会社との雇用契約は終了しません。

このような特定派遣の場合では、派遣先が見つからない場合でも、派遣会社に雇用され続けているわけなので、ちゃんとお給料もでるし、社会保険の待遇も変わりがないということで、安定しているという良さがあります。しかし、残念ながら、派遣保育士さんには、このような特定派遣として働いている人の話はないです。

それで、派遣保育士として働くことのできる形態としては、一般派遣つまり登録型派遣か、紹介予定派遣の2つ、ということになるでしょう。

正社員・パート・アルバイトとの違い

派遣保育士として働くという事は、正社員やパート、アルバイトとして働くこととは、雇用主が違うという事に伴い、いろいろな違いが出てきます。

正社員やパート、アルバイトとして働く保育士は、雇用主が保育園等の実際の職場という事になりますので、給与の支払いはその園などから支払われます。

そして、雇用期間としては、正社員の場合無期雇用となります。無期雇用というのは、つまり基本的に定年まで働けるということです。契約社員の場合は期間限定です。社会保険や福利厚生に関して、職場が設けた規定が適用されます。

パートとアルバイトですが、どちらも労働基準法では「パートタイム労働者」です。1週間の労働時間が、正社員よりも短い労働者といえます。

有期雇用となりますが、社会保険や福利厚生は正社員と同じく、保育園などの職場の規定が適用されます。労働時間や日数の一定の基準を満たいしている場合、有給の取得などもできます。

一方で、人材派遣会社が雇用主となっている派遣の場合では、労働者である保育士に賃金を払うのは派遣会社、しかし指揮命令を出すのは実際の職場、という複雑さをもつ労働形態です。それで、正社員やパートタイム労働者と違うのは、社会保険や福利厚生などについては人材派遣の規定が適用される、という事です。

それで、労働条件や給与に関しても、派遣元から提示されているものとなりますので、パートタイム労働者とは時給が違うという事も起こりえます。そして、さらに一般派遣の場合、同じ事業所に派遣される期間は「原則3年」となっています。

さらに、何かラブルや事故が遭った場合には、法律上、まず人材派遣会社が責任を持つことになっています。しかし、だからといって実際に指揮命令を出している派遣先の職場も責任を分担することが定められています。

派遣保育士として働く際の待遇やお給料事情

では、実際派遣保育士として働くと、どのくらいのお給料をもらうことができるのでしょうか?

派遣保育士の場合、時給制となります。うれしいことに、派遣保育士の料金が上昇しつつあるようです。派遣料金というのは、派遣会社が派遣先から受け取ることができる料金で、その7割が労働者つまり派遣社員の時給となります。なんと東京新宿にあるとある派遣会社では、最近では、東京23区で1時間2140円の派遣料金で保育士を派遣したようです。

つまり、その7割である派遣保育士の時給は約1500円という事になります。けっこういいですよね。もちろん、時給はその地域や資格があるかないかによってもかなり違ってきてしまいますが、一般的にも900~1500円くらいだという事です。高くなると1800円という事もあるようです。

これって、平成28年の保育士の平均月収が約22万円だったことから考えてもいいんですよね。もし、1日に8時間働いたとして、月21日出勤したとすると時給は約1300円になりますから。それも、残業も持ち帰りの仕事もあります。

保育士の派遣料金が高くなっている理由としては、やはり保育士不足が深刻化しているからです。都市部では企業主導型保育所や、認可保育園、さらに認証保育所などもかなり増えてきています。それは、待機児童解消のためです。そのため、保育士の確保というのが難しくなっているのです。

そして、待遇としては正社員に比べると残業が少なめだったりします。なぜなら、担当する業務は担任などではなく、保育補助とかフリーという立場のことが多いからです。

それも、派遣会社との雇用契約を結んでいるから、残業をした分は派遣会社が保育園側に請求するので、ちゃんと支払われるでしょう。派遣会社によって規定が違いますけど、条件を満たせば有給休暇ももらえます。

産休や育休の取得もできますが、派遣会社の規定を確認してみてください。そして、社会保険などですが、契約期間が2か月を超える場合には社会保険の被保険者となりますが、その点についてもちゃんと派遣会社にしっかりと確認しておきましょう。

派遣で働くことのメリットとデメリット

このように、保険保育士というのは、今注目されている働き方の一つであり、この雇用形態にはメリットもたくさんあります。 メリットの一つは、やはり時給がいいという事だと思います。パートタイム労働者よりも高い時給で働けることが多いんです。

それも、主婦の方や自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたい、という人にとって、勤務時間や日数なども条件を付けやすいです。それで、柔軟な働き方を望んでいる人におすすめでしょう。

さらに、もし紹介予定派遣で働くのならば、実際に派遣された園や施設に正社員として働くという選択肢もあります。一度実際に職場の中で働いてみて、気に入った場合にそこの正社員になるという決定ができるわけですね。それで、正社員を目指している人にもメリットがある雇用形態です。

正社員と比べると残業が少ないですし、サービス残業をする必要もないという事もいいですよね。

何か職場でのトラブルや困ったことがあった場合には、派遣会社の担当の人に相談すれば、勤務先との間との交渉を進めてくれます。職場と労働者の間に入ってくれる、という事です。直接雇用では、自分でなんとかするか、諦めるかするしかありませんから、その点でも安心かもしれません。

そして、様々な職場を体験することができます。それで、幅広い経験を積むことができるでしょう。

ただ、その点が派遣のデメリットでもあります。一定の職場に長くとどまることができないという可能性もあります。

一般派遣ならば最長で3年となりますし、その前に派遣契約が終了することも多いです。それで、安定性には欠けます。それも、いつ契約が終了するかわかりません。

そして、やはり責任の重い立場で働くことは少ないので、キャリアアップは難しいでしょう。担任や責任のある立場には、正社員として働く人、長期で働く人を選ぶのは当たり前です。

いついなくなるかわからない派遣保育士は、やはり補助やフリーといった立ち場が多いので、もっと行事の企画に携わりたいとか、もっと責任のある仕事をしたいという気持ちが出てくるかもしれません。保育業務でもっともっとやりがいを感じたいという人は、派遣ではなく直接雇用をしてもらう方がいいでしょう。

それで、派遣として働くとしても登録型派遣である一般派遣として働くのと、紹介予定派遣として働くのにも、それぞれの利点に違いがありますよね。

登録型派遣であれば、時給がいいので短期間でいっぱいお金を稼ぎたい人とか、いろいろな施設や園で働きたい、という方にはおすすめです。自分の自由な時間を大切にしたい、という人もいいでしょう。

でも、将来的に正社員として雇用してもらいたい、という人であれば紹介予定派遣として働くほうがよいでしょう。責任のある仕事がしたいとか、役職も目指したいという方もそうですね。

まとめ

派遣保育士という、新しい雇用形態での働き方いかがでしたか?

自分の理想とする働き方かも!という方もいたかもしれません。派遣のいいところは、時給がいいけど、ライフワークに合わせた自由な働き方がしやすいという点です。

派遣先としては、保育園だけでけでなく、子ども園や、託児所企業内保育、さらには学童保育などの保育施設だったりします。いろいろな職場を体験したい、という人はいいかもしれませんね。

ただし、いつ派遣雇用が終了するかはわかりませんし、職場を突然変えなくてはいけなくなるという事もあるでしょう。そのような安定性には欠ける働き方だという事ですので、自分によってそのようなデメリットがメリットを上回るか、ということを考えましょう。

さらに、責任のあるやりがいの深い業務をしたいという人であれば、正社員を目指す方がよいですね。その場合、紹介予定派遣として働くことも視野に入れることができるでしょう。

どんな雇用形態として働くとしても、現在、都市部では特に保育士という人材がかなり必要とされていることは確かです。それで、これからも保育士資格を持つ人が、やりがいを感じたり、労働環境に納得できるような形で保育士として活躍できる職場が提供されることを期待したいところです。

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