潜在保育士はどのぐらいいるの?増加の理由や対策を探る!

潜在保育士はどのぐらいいるの?増加の理由や対策を探る!

保育士不足が嘆かれている中で、潜在保育士と呼ばれる人たちの就職、復職支援に力が入れられていることをご存知ですか?今回は、どうして潜在保育士が増え続けているのか、さらにそこから見える、改善のための対策についてまとめていきたいと思います。

潜在保育士は何人いる?増加の理由、対策は?

保育士と子ども

現在、保育士不足が嘆かれている中で、潜在保育士と呼ばれる人たちの就職、復職支援に力が入れられていることをご存知ですか?

日本では、保育所等に入所希望を出しているけど、入所できない待機児童問題などが発生しています。そして、それと同時に、保育士不足も深刻な問題とされています。そのような保育業界での人材を確保するために、潜在保育士さんたちがもう一度保育の現場で働けるようにしよう、ということが注目されているのです。

では、潜在保育士とはいったい何でしょうか?そして、全国にはどのくらいの潜在保育士がいるのでしょうか?

今回は、どうして潜在保育士が増え続けているのか、さらにそこから見える、改善のための対策についてまとめていきたいと思います。

潜在保育士って??

隠れている

現在、日本では女性の社会進出、さらに就労意欲の向上、そして核家族世帯の増加など、社会の変化に伴って、子育て世帯で保育所等を利用する人たちが毎年増えています。それに伴って、待機児童問題なども気になる方は多いと思います。

待機児童を解消するために、国としても各自治体としても、受け皿の拡大のために、新しい保育施設を建てたり、既存の施設の増築なども進めていたります。しかし、それだけで問題が解決するわけではありません。保育施設があっても、実際に保育の担い手となる人材、つまり保育士が確保できなくてはどうにもならないわけです。

現在、日本では保育士の有効求人倍率は全国平均で2倍を超えています。東京では6倍に迫る時期もあるくらいです。それくらい、保育業界での人材不足というのは深刻化しているのです。

そんな中、保育士の資格を持ってはいるけど、実際に保育施設などでは働いていないという人たちが多く存在していることをご存知でしょうか?そのように、資格はあるけど保育士として勤務していない人たちを、”潜在保育士”といいます。

潜在保育士には、大きく分けると2つのグループがあります。一つは、資格取得してからまだ一度も保育士として働いたことのない人たちです。そして、もう一つのグループは、以前いは保育士として働いていたけど、現在は離職している、という人たちです。

保育士の資格というのは国家資格ですし、保育士になるためには、保育士を養成する大学、短大、あるいは専門学校に行って必要とされる単位を取得し卒業するか、あるいは保育士試験を合格する必要があります。そのような課程を経て、せっかく国家資格を取得したにも関わらず、どうして保育士として働かない人がいるのか?と思われるかもしれません。そのことについては、後ほど詳しく調べていきたいと思います。

しかしその前に、まずは、そのような潜在保育士と呼ばれる人たちが、実際にどのくらいいるのか?という事について見てみましょう。

全国にいる潜在保育士の数

潜在数値

保育士という国家資格を持っているけど保育士として勤務していない人たち、つまり潜在保育士はどのくらいいると思いますか?

厚生労働省が平成27年に公開している、「保育士等に関する関係資料」を見てみますと、なんと約76万人もいる!という事がわかっています。

これは、保育士登録者数と実際の勤務者数についてわかっている範囲の中での統計となっているのですが、平成25年の時点で、保育士として登録している人の数は約119万人でした。ちなみに、そのうち96%は女性で、4%が男性という事でした。

登録者数は、平成18年から見るとかなりの増加なんです。平成18年の時点では、保育士として登録している人の数は約73万人でした。そうすると、平成25年までに、なんと 46万人も増加しているという事になります。

しかし、平成25年の時点で保育士として勤務している人の数というのは登録者数約119万人のうち、なんとたったの約43万人だけだったんです。それで、潜在保育士の数は約76万人という事でした。実際に、保育士として働いている人の方が圧倒的に少ない・・・、という現実があったのです。

この実際に保育士として勤務している人の数というのは、平成18年の約36万人と比べると増加はしています。しかしながら、登録者数が46万人も増加しているのに対して、実際の勤務者の数は、たったの7万人だけ、ということでした。

潜在保育士の数は、平成18年の時点で約37万人、そして平成25年の時点では約76万人ですから、39万人ほど増加していることとなります。

それで、せっかく保育士の資格を取得し、保育士登録をしているにも関わらず、実際に保育士としての仕事をしていない、あるいは辞めてしまっているという人はかなりの数にのぞっていることがよくわかりますね。保育士不足が深刻化している中で、人材確保のために、この潜在保育士さんたちに何とか復職あるいは就職してもらって、保育の需要に対応していきたい、と思うのも当然でしょう。

しかしながら、これだけの潜在保育士がいる、という事はつまり、何らかの事情があるに違いありません。ではどうして潜在保育士が増加してしまっているのでしょうか?その原因と理由について調べてみましょう。

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