1歳児の保育のポイント!接し方やサポート方法について

1歳児の保育のポイント!接し方やサポート方法について

1歳児というのはどんな特徴があり、何をどのくらいできる年齢なのでしょうか?今回は1歳児のクラスに焦点を当てて、保育士として子どもたちの成長を見守りサポートするために必要なことを考えていきましょう!

1歳児の保育のポイント

1歳児

自分で何もできなかった赤ちゃんとは全然違って、自分で歩いて、少しお話もできるようになって、自分でいろいろと活動できるようになる1歳児。歩いている姿も、いろいろなものに興味をもつ姿もとっても可愛いですよね。

でも、1歳になるといわゆるイヤイヤ期も始まるので、保育士としてもちょっと手を焼くことになると思います。そして、トイレトレーニングをするのも1歳ですね。

今まで大人からなんでもお世話をしてもらっていた”赤ちゃん”という立場から、少しづつ自分でいろいろとできるようになっていきます。その成長の変化はものすごく早く、1歳になったばかりのころと、1歳の終わりを比べると、本当に大きな成長を感じることができるものです。

保育士として、1歳児のクラスを担当するということは、1歳~2歳の子どもを保育することになります。みんなすでに1歳になっていて、早い子は4月にはもう2歳になっています。かと思えば、3月生まれなどの子はまだまだハイハイしている子もいます。

それで、1歳児のクラスというのは、とても成長の程度の違う子どもたちを担当することになるわけです。そして、1歳児というのはイヤイヤ期が始まって、2歳になるとそれが激しくなる、ということもありますから、どうやって接していくといいのか・・・と悩めることもあるかもしれません。

しかし、1歳になると子どもは、自分で歩いて行動範囲が広くなり、自分の意思を強く主張するようになったりと、人としての行動の面でも心の面でも目覚ましい成長を遂げていくのです。

では、1歳児というのはどんな特徴があり、何をどのくらいできる年齢なのでしょうか?そして、もし1歳児のクラスの担当になったなら、どのように接していくことができるのでしょうか??

今回は、1歳児のクラスに焦点を当てて、保育士として子どもたちの成長を見守りサポートするためにできることをご紹介していきたいと思います♪

1歳児の身体的な特徴

1歳

1歳ごろになって自分で歩き始めると、行動範囲がいっきに広くなり、体を上手に使えるようになったり、言葉も少しづつ話すようになります。1歳児というのは、それまでの”赤ちゃん”だったころと比べると、ものすごいスピードで成長していき、自我も芽生え始めて、好奇心も旺盛になります。

ハイハイしていたのに、あっという間につかまり立ちをするようになり、そして自分の足で安定して歩けるようになる姿を見るのは、とても楽しいことですよね。

1歳児というのは身長もよく伸びます。1歳になったばかりのころの男の子の平均的な身長は75cmです。しかし、2歳のお誕生日が来る頃には、平均で84.7cmにもなっています。つまり1年間で身長は約10cmほども伸びます。

女の子の場合、1歳と0か月の時の平均身長は73.4cmで、2歳と0か月の時には83.5cmになっています。それで、同じく1年間で身長が約10cmほど伸びることがわかります。

1歳児の身体的な成長の特徴は、やはり一番は一人歩きができるようになる、という点です。体の筋肉が少しづつついていくうちに、つかまり立ちをするようになったり、自分で伝い歩きをします。

手を持ってもらえれば、どんどんと歩いて前に進むようになり、そのうち徐々に自分で歩けるようになります。だいたい1歳半ごろになると一人歩きができるようになるようです。

始めのころは、両手を上げるようにしながら不安定な歩き方をしていますが、重心移動ができるようになって、バランスのとり方を覚えるようになると、両手も下に下げて、上手に歩くようになり、あっという間に小走りもするようになります。

それで、あっという間に大人が追いかけるのが大変なほど早く歩いて、目の前のいろいろな好奇心を誘うものに向かって移動します。

1歳半を超えると、ママやパパやおじいちゃん、おばあちゃん、保育士さんなどと一緒に手を引かれながらお散歩ができるようになります。お散歩に行くと、とにかく子どもたちにとっては興味を引かれるものがたくさん落ちています。それで、”宝物”を見つけると、しゃがんだり、立ち止まったりしてなかなか前に進めないということもありますね。

足や腰の筋肉が発達してくると、今度は段差も乗り越えることができるようになってきます。一人歩きを始めて、早い子だと4か月ほどでもうイスをよじ登ったり、階段を上ったりすることができるようになるようです。

そして、2歳が近づくころになると、ボールを蹴るということもできるようになります。この前までやっと歩けるようになった子が、ボールを蹴るようなしぐさができるようになるということで、運動能力が日々向上しているということを実感できますよね。

そして、全身を使ってボール投げもできるようになります。自分の全身の使い方を徐々に覚えてきているのですね。

そして、手先をつかっていろいろなものを触ったり、つかみ出したり、ボタンを押したりという仕草ができるようになります。1歳と3か月ほどになると、指や手を使って道具を使うようになるようです。

積み木を重ねて遊べるようになったり、スプーンやフォークを使って離乳食を食べるようになります。このころには大人が思っているよりも、意外と腕力がついていて、ペットボトルをつかんで持ち上げたり、イスを動かしたりなんかもするので、危険がないようによく注意していなくてはいけません。

とにかく好奇心がたっぷりなので、おもちゃでも何か引き出しでも、扉を開けて中のものを取り出すということが好きです。そして絵本も自分でめくることができたり、お菓子の包み紙を剥がしたりもすることができます。お兄ちゃん、お姉ちゃんが食べていたお菓子をそこにおいておくと、いつの間にか包みを開けて食べていた、ということもあるので、気を付けましょう。

そして、クレヨンを使ってお絵かきもし始めます。まだ形を描くことは難しいですが、点を描いたり、線を描いたりすることできるようになります。

1歳と6か月くらいになると、離乳食から卒業し始め、幼児食を食べれるようになります。早い子だと、1歳のお誕生日を迎える前にもう前歯が生えてきています。そして、それから奥歯も生えてきて、上下の乳歯が生えそろいます。

しかし、まだ噛む力は弱いので、大人と同じ内容の食事でも柔らかくしたものをあげます。味付けも薄味にします。このころから歯磨きも必要になりますが、嫌がるのが普通です。

1歳児の知能と心の成長

1歳児

1歳になると、絵本を楽しめるようになります。まだ自分で読むということはできませんが、絵本に興味を持ちます。

そして、単語を話すようになります。「ママ」とか「パパ」、「ブーブ」など、少しづつ言葉を話すようになってきて、とても可愛い時期です。そして、2歳に近づくと2つの言葉をつなげて意思表示ができるようになってきて、「ママ、だっこ」と言えるようになったりします。

ただ、歩く時期とかもそうなのですが、言葉を話すことにも子どもたち一人ひとりのペースがありますし、成長に個人差があります。それで、他の子どもと比べて話すのが上手にならない・・・ということで、悩む保護者もいます。

しかし、そんなときには言語の発達には個人差があって、自分の子どもが上手に話せないと思っても不安に思うことはない、ということを伝えてあげましょう。それまであまり話さない子も、両足飛びができるようになるころ、(2歳のお誕生日の前後)になって、急におしゃべりをするようになることもあります。3歳くらいまでは、その子のペースに合わせて見守ってあげるとよいでしょう。

そして、いろいろなことに興味を持つ中で、「これな~に?」と質問することができるようになります。そして、大人が話していることもよく理解するようになり、「これ何?」と聞くと、簡単なことは答えられるようにもなります。「待っててね」というような指示も理解できるようになります。

自分で歩くことができるようになってくると、行動範囲が一気に広がり、好奇心も旺盛になります。そして周囲のことに関心を持ち始めて、お友だちが遊んでいることをよく観察したり、相手がしていることに興味を持ってものの取り合いを始めたりすることもあります。

しかし、まだルールを守るということは知らないので、欲しいものが手に入らないと相手をひっかいたり、かみついたり、思うようにならないことでかんしゃくを起こしたりもします。

さらに1歳後半になると、「じぶんのもの!」という意識が出てきます。だから、自分が持っているおもちゃをお友だちに貸してあげるのを嫌がったり、弟や妹ができてもやきもちを焼くことが多いです。

そのような自分の感情というものがあるにも関わらず、言葉で上手にまだ表現することもできないし、自分のいろいろな感情を抑えるということを覚えていないので、かんしゃくを起こすことも多くなります。かんしゃくを起こして、泣きながら床に寝転がっていたり、大人をたたいたりすることもありますが、大人としてはそれに対して感情的になって対応しないように気を付ける必要があります。

そして、「じぶんでする!」という気持ちが強くなります。まだできないことでも、「じぶんでやりたい!!と言って、手を出されると怒ったり、うまくできないとそれもまた怒ったりすることもあります。自立心が芽生えているということで、これもまた成長の証ですね。

そして、自我が強くなり自己主張をするようにもなってきます。それがイヤイヤ期になります。なんでも間でも「イヤ!」というと、大人としては「困ったわがままさんだな」と思ってしまうかもしれませんが、これは子どもが自分の意思を持ち、それを主張するようになってきた、ということでもう赤ちゃんではない、ということの証拠なので、成長を受け止めて、その自我の芽生えを上手に育てていってあげたいですね。

成長には個人差があることを受け止める

ママと子ども

1歳児というのは、本当に大きな成長の変化を遂げるときです。身体的にも成長するし、知能や心の成長の変化というものも大きいです。

特に、歩くことや、お話をするということで1歳になると大人と一緒にお散歩ができたり、話せる語彙が増えればお話だってできるようになってくるのですが、その成長には大きな個人差があることを覚えておきたいと思います。

その点をよく覚えておくことによって、保護者の心配や不安を過度にあおるようなことを避けられると思います。

もし、歩くのが遅い子がいるならば、いっぱい外遊びをさせてあげたり、話すのが遅いと思える子がいたならば、いっぱい話しかけて言葉のシャワーを浴びせてあげたりとサポートすることもできるでしょう。子どもにとって興味を持つ本を読んであげたり、感情の刺激になることにいっぱい触れさせてあげながら、気持ちを言葉にして代弁してあげたりなんかして、いっぱい言葉に触れさせてあげましょう。

自分でやってみるチャンスをいっぱいあげる

赤ちゃんから幼児として、まるっきり大人に世話してもらう立場から、自分でいろいろとしたがる時期になります。それで「じぶんでやりたい!」という気持ちが強くなります。

そうゆう、自立心や好奇心を満たしてあげましょう。いろいろと大人の真似をし始める時期でもあります。まだ本当はうまくできないことも、自分でやりたがるし、うまくできないとかんしゃくを起こしたりと、急いでいたりすると、ちょっと面倒なことも多いですけど、それでも「やってみたい!」という子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。

上手にできなくても、自分でやってみるチャンスをいっぱい上げることによって、根気強くなるし、そのような体験によってできることがどんどんと増えていきます。

「まだ上手にできないでしょ」と言って、やりたい気持ちを押さえつけないようにしましょう。

しかし、子どもはまだ危ないことやルールというものを理解していませんので、誤飲や転倒といった危険が起きないように、しっかりと注意しておく必要はあります。もし、危ないことなどを従った場合には、他のことで興味を映して、好奇心を阻害しないようにしながらも危険を避けましょう。

「できた!」という経験をいっぱいさせる

自分でやってみる、という体験をいっぱいさせてあげることは、「できた!」という喜びの経験をいっぱい体験させてあげることにもつながるでしょう。それは、自己肯定感にもつながります。

「できた!」という体験は、喜びを感じさせ、自信を持たせることになります。子どもにとってこの感情は、好奇心をもっと伸ばして、成長していくために必要なことだと思います。

”自我”を大切にしてあげる

1歳児

1歳児というと、自分で上手にできないのに「じぶんでする」と主張したり、大人の言うことを否定して「イヤ!」と言ったりと、ちょっとわがままな一面に困ってしまうこともあるでしょう。

しかし、このわがままと思えることは、人として成長するために必要な段階なのです。それは、自分の意志を持ち、自我が芽生えているという証拠です。それで、そのような自我を大切にして、認めてあげましょう。

もちろん、なんでもしたいようにさせる、ということはできません。子どもは危険なことを理解していないし、ダメなものはダメなことを教えてもらわなくてはいけません。

でも、それを教えてもらう必要のある存在なのだ、ということなだけで、自我が芽生えてわがままを言うこと自体が”悪い子”というわけではない、ということを覚えておきましょう。

可能な限り、自分でやりたいという気持ちや自我を尊重して、温かく見守りつつ、サポートが必要なところで声をかけることができるでしょう。そして、ダメなことや危険なことに関しては、一貫性を持ってそれを伝えていく必要があるでしょう。

イヤイヤ期には感情的に対応しない

イヤイヤ

最後に、イヤイヤ期にどう対応していくか、という点について取り上げたいと思います。何でも「イヤ!」と言って、思い通りにならないとかんしゃくを起こしたり、ジタバタしたりするのを見ると、「もう・・・」と大人もイライラしてしまうこともあるかもしれません。

でも、その時にしてはいけないのは感情的になって怒ったり、押さえつけようとすることです。

子どもは、自分の気持ちと抑えることに慣れていないし、言葉で上手にそれを表現できずにイライラしてしまっています。それで、かんしゃくを起こしたら、優しくだきしめてあげて、そのどうしようもない気持ちを受け止めてあげましょう。「○○がしたかったんだね」とか「いやだね~」と言って、気持ちを代弁してあげることもできます。

そして、子どもの感情が落ち着いてきたときに、お話をしてダメなことはダメなんだということを伝えたり、するべきことをはっきりと伝えるという毅然とした態度が必要です。

ここに、感情的なイライラや怒りの気持ちは一切必要ありません。こどもは大人ではないのですから、思い通りにいかないことや、いやな気持ちで怒ったり、わめいたりするのは当たり前なのです。

それを優しく受け止めつつ、一貫性を持ってすべきことやダメなことを伝えていくと、子どもはその一貫した指導に安心します。

それで、保育士としてはイヤイヤ期に対して辛抱強くある必要があると思います。そして温かい心で見守りつつ、子どもの気持ちが落ち着くようにしてあげながら、自我を抑えるというのではなく、子どもの自我を大切にしながらも、気持ちを上手に切り替えられるようにサポートしていくということを意識できると思います。

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